今週はブラジルからパリ経由で東京に戻り、そのまま福岡へ。来年に向けたミーティングでの滞在でしたが、東京都はひと味もふた味も違う雰囲気を楽しませてもらいました。
福岡に行っても熊本に行っても、服や身の回りのものはほぼ東京と同じものが売られています。デパートに行っても、店内の雰囲気は東京と何も変わりません。これだけ地域差というものがないというのは、すごいことだと思います。海外ではあまり考えられないことです。
その一方で、九州へ行くと馬肉が美味しく頂けるのにも驚きました。東京でも食べられないわけではないのですが、馬肉料理屋さんが多く、もつ鍋屋さんでも普通に馬刺しがメニューに用意されていたり、普通にお肉屋さんでも馬肉が売られているそうで、これだけ馬肉が一般的だというのは驚きでした。馬肉は熊本が中心ですが、福岡でもこのように入手することができるそうです。
馬肉は冷凍すると殺菌作用があるということで、冷凍した上で搬送されるそうです。ですから、理論上は日本国内のどこでも九州と同じように馬肉が食べられるはずなのですが、九州だけでこれだけ一般的に流通しているというのは、輸送上の理由ではないというわけです。
ということは、地域による食文化の違いに基づくものということになります。
これだけ狭い国土の中でも、各地域に文化的な違いや特色があり、その一方で産業的にはどこの地域に行っても同じレベルが保たれている。日本にいるとこれが当たり前のように思われますが、海外に目を向ければ、そんな国はどこにもないでしょう。日本の素晴らしさを改めて実感した九州滞在でした。
(text and photo by Mineoki Yoneya)
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1年中F1を追いかけて世界中を転々としているよねやんが、世界各地の滞在地から近況とその街の様子をお届けします。様々な文化や海外生活の知識、世界中を旅するダイナミズムをお楽しみください。この知識が、あなたの暮らしやお仕事にも役立つかもしれません。
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