ページの先頭です。本文を読み飛ばして、このサイトのメニューなどを読む

 

【2】パドックこぼれ話 〜F1ピープルが話してる旬な話題〜(2011年12月第1週)


2011-12-8 6:00

●ライコネンがルノーに正式加入!
 ルノー(来季はロータス)がキミ・ライコネンの獲得を発表し、ウイリアムズはパストール・マルドナドの残留を正式発表しました。

 ウイリアムズとの交渉が噂されていたライコネンがルノーとの契約に至った背景は、残念ながら僕には良く分からないのですが、資金的に苦しいルノーが獲得したということは、それによって得られるスポンサーがあるから、ということなのでしょう。もしくは、マレーシアのロータス(グループロータス)が増額と引き替えにそれを望んだのか。

 もう一人のドライバーに関しては、ペトロフがどれだけ資金を持ってこられるかによって去就が決まるでしょう。今季のGP2チャンピオンであるロマン・グロージャンのシート獲得は、難しいかもしれません。

 マルシアF1チームと改称されるヴァージンは、ロシア資本によって運営が安定しているようです。チームは来季に向けて自信を見せていますし、セカンドドライバーには今季GP2でまずまずの活躍を見せたシャルル・ピックの起用を決めました。今季はほとんどアップデートがないまま苦しい戦いを強いられましたが(開発と呼べるのは、排気管の変更くらい)、ニック・ワースとも手を切り、マシン開発も順調に進んでいるようです。

●ルノーはもうルノーではない?
 パリのシャンゼリゼ大通りにあるアトリエ・ルノーでは、2011年のチャンピオン獲得を記念して、レッドブルカラーのF1マシンが展示されています。レッドブル・グッズのコーナーまで設けられて、チームウェアやキャップなども販売されています。

 その一方で、ロータス・ルノーF1チームの方には一切触れられていません。すでにルノー本社はルノー・チームとは関係がなく、むしろルノー・エンジンを積みインフィニティのスポンサードも受けるレッドブルの方を全面的にPRに活用しようというわけです。

 ですから、来季グロージャンがルノー改めロータス・ルノーに乗る可能性は低いでしょう。マレーシアのグループロータス、もしくは実質的オーナーであるジニーキャピタルの意向に沿ったドライバーということになるでしょう。

(text by Mineoki Yoneya / photo by Renault, Mineoki Yoneya)

*******************************************
パドックのF1関係者たちの間で話されている旬の話題とは? 真面目な話からバカ話まで、他では知ることのできない彼らの本音を、生々しくお伝えします。TV中継では映らない“コース外”の様子、雑誌や普通のウェブサイトには書けない実状を、お楽しみください。
*******************************************


お知らせ
『F1 LIFE』ストア会員の皆様に配信されるメールマガジン『アプレゲールですいません』より、そのコンテンツをお届けしています。最新のコンテンツをお楽しみになりたい方は、会員登録いただき、毎週配信されるメールマガジンをご覧ください。ここでしか読むことのできない、現地からのナマ情報が満載です(毎週火曜日配信)。

ストアの会員登録は、下記からどうぞ。
https://www.f1-life.net/store/customer/account/login/

ページの終端です。ページの先頭に戻る