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アブダビのあの超高級ヤスホテル、すべて見せます!


2012-1-30 2:00
 アブダビGPが行なわれているヤスマリーナ・サーキットの上に建つ超高級ホテル、ヤスホテルの名で知られる『Yas Viceroy Hotel』に宿泊して来ちゃいました!(ピレリさんのご招待で)

 というわけで、これまでベールに包まれていたその内部を大公開しちゃいます!


 外観。これはサーキットのパドック側から見た所。右手中央がメインエントランスになっていて、手前が本館、そしてコースを挟んで向こう側が別館。本館の奥半分がメインロビーで、手前半分は宴会場や会議室が用意されています。


 メインロビー。このあたりの内装は、割と普通?




 お部屋。通常のツイン/ダブルのお部屋です。楕円形をした建物の先端部分だけ、2部屋ブチ抜きのスイートルームになっています(最上階は全てスイート?)。
 部屋に入ると、ふんわりと甘い香りが漂っていて、とても良い気分にさせてくれます。高級ホテルらしく、ベッドの寝心地も良いです。



 内装はモダンアートで清潔感のある雰囲気。ミラノ産のフェラーリのモーターホームなんかにも通ずるデザインです。


 窓からはもちろん、コースが見えます。こちらは3階のお部屋。上層階にはモスラの卵みたいな“ガワ”がかかっているので、コースや風景を楽しみたいなら、低層階の方がお勧めです。





 バスルームは流行りの透け感のあるガラス張り。だけど下品な感じじゃなく、和紙を折り込んだような、微妙な透け感。このあたりが高級感を感じさせてくれます。



 奥の窓際にはソファセット。アラブ国の建物なので、天井はものすごく高いです。



 壁に埋め込まれたテレビも巨大です。


 壁に据え付けの収納内に収められたミニバーも、ちょっとお洒落な雰囲気。冷え方はイマイチでしたが……。


 エスプレッソマシンも完備。でも、置かれてない部屋もあったみたい。イタリア企業の宿泊に合わせて用意されたもの?



 以前は『Yas Hotel』でしたが、いまは経営が変わって『Yas Viceroy Hotel』に。でも、ところどころにYas Hotel時代のロゴが残っていたりします。カードキーとかも。


 お部屋のバルコニーからは、ヤス島のマリーナから昇ってくるこんな美しい朝焼けが。グランプリ開催中なら、バルコニーからの観戦も迫力充分でしょうね。お部屋の位置によって、セクター3の前半部分か、最終コーナーへ向かう部分のどちらかが見えます。


 ちなみに、「夜は眩しくて眠れないんじゃ?」と思ってしまいがちなこのモスラのライティングですが、ライトは外に向かって取り付けられているため、部屋からもそんなに眩しくはありません。いずれにせよ、朝の陽射しが強すぎるので完全遮光のカーテンを閉めて寝るしかなく、特に問題はありません(苦笑)。






グラウンドフロアにはTAGホイヤーのお店とヤスマリーナ・サーキットのグッズショップが入っています。





 コースの上を越えて本館から別館に続く“橋”の部分は2階建てになっていて、その1階部分はこんなお洒落なBARになっています。キラキラ色を変えながら光るモスラの卵を見ながらお酒を楽しむことができます。


 ロビーではアラビックコーヒーのサービスも。もちろん、近寄るとすかさずスタッフさんがついでくれます。
 スタッフのサービスはまずまずといったところ。夜になってから部屋のメイクアップボタンを押したら、何も言わなくてもしばらくして清掃に来るあたりはさすが。
 でも、コンシェルジュに頼んだLANケーブルはそのまま忘れ去られてました。このへんはまだまだ本物の5つ星には敵わないところですかね……。





 本館の最上階にはプールとスパ、ジム施設があります。プールは一段高くなった先端部に。フェルナンド・アロンソ選手もレース週末には毎日のようにこのプールで楽しんでいたと言っていました。

 全体的に見れば、なかなか良いホテルです。ただ、細かな部分ではまだ5つ星に到達していないかなという感じ。純粋なホテルのクオリティだけを考えると、1泊1 .5万円とか2万円くらいなら充分に宿泊に値しますが、それ以上だとどうでしょうか……。
 もちろん、グランプリ観戦には最高のホテルですから、レース週末には高いお金を払ってでも宿泊を体験する価値は充分にあると思います。
 とにかく、F1ファンとしては話の種に一度は宿泊してみたいホテルであることは間違いありません。

(text and photo by Mineoki Yoneya)

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