

イギリスGPの舞台シルバーストン・サーキットは、どのドライバーも鈴鹿とスパに並んで「好きだ」と言うヒストリックサーキットのひとつ。というわけで、個人的にも楽しみにしつつ、いざ東京Virtualサーキット(以下TVC)へ!
2010年に大改修されたシルバーストンですが、TVCにもちゃんとその新グランプリサーキットが収録されています(ピットコンプレックスはあるにはあるけど、実際に使用するのは旧ストレートのピットですが)。
それでは、実際にワタクシがシミュレータで走行している映像をどうぞ!
ドキドキしつつコースインしていくと、いきなりマゴッツ〜ベケッツ〜チャペルの高速3連チャン! F1よりちょっぴりダウンフォース量が少ないGP2マシン(最新型GP2-11)なので、スロットルを戻しつつ飛び込んでいきます。でもやっぱりドライビングのフィーリングはF1と同じ! 攻めすぎるとスピンしそうになるけど、上手く決まると快感!! ホントにスピード感とかGがあると、絶対こんなふうには走れないけど(苦笑)。実はこの映像はTAKE2で、だからそこそこちゃんと走れてるけど、やっぱり最初のコースインではスピン連発だし(笑)。

ハンガーストレートを抜け、低速のセクションを抜けて、いよいよ今のメインストレートへ。新しいセクター1は、実際に歩いてみた感覚よりも短い印象で(当たり前か)、あっという間に最初のフルブレーキングから低速のダブルヘアピン(ターン3〜4)へ。立ち上がりではホイールスピンしそうになるし、F1だと全開のエイントリー(ターン5)もGP2マシンでは行けるか行けないか微妙な感じで難しい。ちょっとラフにステアリングを切りすぎるとスピンするし。
ストレートの先のブルックランズ〜ルフィールドは、中速コーナーで、踏めそうで踏めない我慢が必要な感じ。ブルックランズの飛び込みはどこがエイペックスなのか分かりづらく、ブレーキングが難しくてついつい遅れて出口が苦しくなりがち。ちょっとでも無理するとスピンするし、F1ドライバーたちは簡単にやってそうだけどやっぱり凄いんだなぁと実感させられます。
旧ストレートの先のコプスや新ターン1はちょこっとブレーキを踏むだけで飛び込む高速のターンインなのに、イン側がガードレールでブラインド的な感じになっているし、難しい。

でも確かに、ティルケサーキットとは明らかに求められるドライビングスタイルが違っていて、走っていて楽しい。ドライバーたちが口を揃えるのも納得できます。TVCで走っておけば、どこが簡単そうに見えて難しいのか、ドライバーたちの走りを見る際にもその見方が変わってくるはず。もちろん、レースを見てサーキットをしっかり予習した後でTVCに走りに行って、ドライバーたちの凄さを改めて実感するのもよし。

TVCの走行券は、『F1 LIFE』ストアでも販売中です。
通常は富士スピードウェイしか走ることのできない『体験コース』(約30分/5,000円)ですが、F1ファンとしてはやっぱりF1開催サーキットを走りたいもの。そこで『F1 LIFE』では、TVCさんのご協力をあおぎ、F1ファンの皆さんのために特別に「F1開催サーキットならどこでも走れる券」をご用意。
しかも、通常は計測5周のところ、計測6周(+アウトラップ/インラップで計8周)のサービスも。「たった8周?」と思われるかもしれませんが、最初はなかなかマトモに走れないので、8周も走ると集中力と体力消費で疲労困憊のはず。まずはこのあたりからお手軽に始めてみるべきでしょう。もちろん、自分が走ったロガーデータももらえますし、写真・動画撮影やウェブ上への公開もOKです。
くわしくはこちら
『F1LIFE』ストア(
https://www.f1-life.net/store/tvc.html )をご覧ください。
(text and photos by Mineoki YONEYA)
【東京Virtualサーキット関連記事】●
Tokyo Virtual Circuit(東京バーチャルサーキット)でリアルドライビングを体験すべし!http://www.f1-life.net/modules/features/details.php?bid=3725●
【スペインGPプレビュー】TVCでカタルーニャ・サーキットを満喫!http://www.f1-life.net/modules/news2012/details.php?bid=231