ベルギーGPが開催されるスパ・フランコルシャンは、ドライバーなら誰でも大好きだと言うヒストリックサーキット。F1ファンなら、一度は訪れてみたいし、走ることができるもんなら走ってみたい。ということで、いざ東京Virtualサーキット(以下TVC)へ!
それでは、実際にワタクシがシミュレータで走行している映像をどうぞ!
まず、1コーナーのラ・スルスは超低速。メインストレートが短いので、逆にブレーキングのタイミングが難しかったりします。
で、そこから一気に下っていって、底から一気に上るオールージュ。いやぁ、ここにアプローチする時はいつもドキドキします。今のF1やGP2のマシンなら全開で抜けるんですが、それでもステアリング捌きをミスすれば大クラッシュが待っているわけで。
タイヤがまだ温まりきっていない1周目から飛ばすと、ものの見事にまっすぐ行って大クラッシュしてしまいました(汗)。シミュレーターで空が見えた(笑)。
いや、実はスパは以前にこのTVCのシミュレーターで走らせてもらったことがあって、その時の感覚で走っていったのですが、今回は前回よりも最高速を伸ばすべくダウンフォースを削ったセットアップ。なので、かなり曲がりにくくなっていたんです。
ダウンフォースが減っているということは、ブレーキングも止まりにくい。
前回は楽々クリアできたケメルストレート・エンドのブレーキングも、簡単じゃありません。ついつい止まりきれなくてオーバーシュートしてしまったり、中速コーナーの入口ではブレーキが残りすぎて前に荷重が寄ってクルマが不安定になりスピンしてしまったり。う〜ん、ブレーキングってホントに難しい。
でもセクター2はやっぱり快感! 上手く決まると最高に気持ち良いですね。ラップタイムを狙うなら最高速が310km/h出るレスダウンフォースのセッティングが良いようですが、気持ち良くは知るならダウンフォースつけ気味のセットをお勧めします。
セクター3はずっと全開のセクション。ここもダウンフォースつけ気味のセッティングなら軽々曲がれるのが、今回のレスダウンフォースセットだとブランシモンを曲がりきれずにはみ出してしまったり。
最終のシケインもF1ドライバーが走っているのを見るとなんてことないように見えますが、こういうセクションでスピードを残しながらバンバンと素早くステアリングを切り返し、スムーズに立ち上がっていくのって、本当に難しいんです。
前回、このシミュレーター初体験時にいきなり2分5秒のラップタイムで走ったワタクシよねやんですが、今回は2分6秒8止まり。ダウンフォースが少ないセットアップでは、1周をまとめるのにも苦労しました。なんてったって、1周が長いですしね……。
スパは全体的にスピード域が高く、それがドライバーから好評の理由のひとつであるということが分かります。でも高速=ダウンフォースが大きい=ステアリングが重いってことで、パワステのついていないGP2のステアリングをリアルにシミュレートしているTVCのステアリングを握っていると、ホントに腕と指が疲れます。
ドライバーたちが味わっている快感と大変さの両方を知るためにも、ファンとしてはぜひ体験しておきたいサーキットです。
TVCの走行券は、『F1 LIFE』ストアでも販売中です。
通常は富士スピードウェイしか走ることのできない『体験コース』(約30分/5,000円)ですが、F1ファンとしてはやっぱりF1開催サーキットを走りたいもの。そこで『F1 LIFE』では、TVCさんのご協力をあおぎ、F1ファンの皆さんのために特別に「F1開催サーキットならどこでも走れる券」をご用意。
しかも、通常は計測5周のところ、計測6周(+アウトラップ/インラップで計8周)のサービスも。「たった8周?」と思われるかもしれませんが、最初はなかなかマトモに走れないので、8周も走ると集中力と体力消費で疲労困憊のはず。まずはこのあたりからお手軽に始めてみるべきでしょう。もちろん、自分が走ったロガーデータももらえますし、写真・動画撮影やウェブ上への公開もOKです。
くわしくはこちら
『F1LIFE』ストア(
https://www.f1-life.net/store/tvc.html )をご覧ください。
(text by Mineoki YONEYA)
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