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シミュレーターでシンガポールの夜景を堪能する!


2012-9-13 20:10

 来週はいよいよナイトレースのシンガポールGP。市街地の夜景の中を走るのって、いったいどんな気分なんでしょうか? ということで、いざ東京Virtualサーキット(以下TVC)へ!

 それでは、実際にワタクシがシミュレータで走行している映像をどうぞ!



 しっかり夜景も再現されています! 夜のホテルや高層ビル群の中を走るのは不思議な気分!

 個人的には初めて市街地サーキットを走ったんですが、第一印象は、普通のグランプリサーキットとは求められるものが全然違う!ということ。コーナリングでマシンの限界を攻めていくというよりも、止まって曲がって加速する、みたいなことの繰り返しで、そのコーナーも低速の90度コーナーが多くて、じわ〜っと我慢を強いられるような、もどかしいコーナーばかりで。


 どのコーナーも、少しでもオーバースピードで入っていくと簡単にリアが流れちゃうし、スロットルの踏み込みが粗ければ簡単にクルッと回っちゃいます。本当はちょっとリアを流したりしながらクルマをカートのように振り回して走れば速いんでしょうが、シロウトには絶対無理(苦笑)。F1の予選アタックの映像なんか見ると、神がかってるなと思いますね。この映像だとゆっくり走ってるように見えるかもしれませんが、実際にはかなり頑張って走ってるんです(笑)。


 1コーナーは見た目よりも高速で入っていける印象で、ターン3に向けてさらにバンと一発スロットルを入れる感じ。でも攻めすぎると回っちゃいそうになります。


 ターン5も意外と高速。というか、その後に長〜いストレートがあるので、ここの立ち上がり速度がラップタイムにすごく影響してくるんです。最初の走行では、インストラクターの砂子塾長のデータ(1分51秒7)と比べると、砂子さんはこういうストレートの前のコーナー脱出速度が全然速くて、ストレート全体で差が大きくついてしまうという感じ。

 ちなみに、砂子さんの走行映像がこちら。速ぇ〜!


 あと、元々の道路の交差具合が完全な碁盤の目ではないため、コーナーによって90度だったりそれ以上だったりそれ以下だったりして、微妙にアプローチの仕方が違う。たとえばターン8とか14は90度以上に曲がっていて、かなりの減速をしないと曲がりきれなかったり。


 ある意味シンガポール名物といえるターン10の高速クネクネシケインも、縁石の外側の高い"ソーセージ"まできっちり再現されてます。当たらずに上手く曲がれればいいのですが、強く乗りすぎると真っ直ぐ飛んでカベに突き刺さります。この映像にはありませんが、僕も1回やらかしました(笑)。


 ターン11〜12、16〜17なんかは簡単そうに見えつつ、前述のようなオーバースピードでリアが不安定になりやすいコーナーです。行けるかなと思って入っていくと、クルッと回ってしまったり。出口でとっ散らかっちゃったり。ネルシーニョがスピンするのも理解できますよ……って、あれはわざとか(笑)。逆に、ブレーキングが残りすぎても荷重が前に乗りすぎてスピンしちゃいますし。


 最終のターン22〜23も、ギリギリ全開で行けるか行けないかという際どいコーナー。F1だと22で一回シフトダウンしてから曲がっていきますが、GP2の実車でどうなるのか、今年のレースが楽しみです(今年はシンガポールが最終戦なのです。よってGP2がシンガポール初上陸!)。


 F1ドライバーもよく言いますが、シンガポールは体力的にすごく厳しいサーキット。これだけ次々と休む暇もなくコーナーが出て来て、しかもクルマを振り回さなきゃならないんで、腕がものすごく疲れます。ターン5とか22〜23とか、結構ステアリングが重い状態で長く保持し続けなきゃいけないようなコーナーもありますし。もちろんブレーキングも多い上にスロットル操作の繊細さも必要だから脚も疲れるし。

 実際にはこれにGもあり、温度と湿度もあり、本当にキツいと思います。綺麗だけどキツいサーキット。このシミュレーターで走ってみると、やっぱF1ドライバーってすげぇなぁって、改めて感心しますよ。

 TVCの走行券は、『F1 LIFE』ストアでも販売中です。

 通常は富士スピードウェイしか走ることのできない『体験コース』(約30分/5,000円)ですが、F1ファンとしてはやっぱりF1開催サーキットを走りたいもの。そこで『F1 LIFE』では、TVCさんのご協力をあおぎ、F1ファンの皆さんのために特別に「F1開催サーキットならどこでも走れる券」をご用意。

 しかも、通常は計測5周のところ、計測6周(+アウトラップ/インラップで計8周)のサービスも。「たった8周?」と思われるかもしれませんが、最初はなかなかマトモに走れないので、8周も走ると集中力と体力消費で疲労困憊のはず。まずはこのあたりからお手軽に始めてみるべきでしょう。もちろん、自分が走ったロガーデータももらえますし、写真・動画撮影やウェブ上への公開もOKです。

 くわしくはこちら『F1LIFE』ストアhttps://www.f1-life.net/store/tvc.html )をご覧ください。

(text by Mineoki YONEYA)


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