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可夢偉サイトで日本に向けた発表

「F1ワークスチーム」との関係を明確に

2013-3-12 14:49


 今回のフェラーリとの契約について、小林可夢偉は自身のウェブサイトで次のように発表している。

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2013年3月11日月曜日、イタリア・マラネッロに本拠地を置くフェラーリのF1ワークスチーム、スクーデリア・フェラーリは伝統ある“跳馬”史上初めてのアジア人ドライバーとして小林可夢偉の加入を発表しました。今シーズンは2013年WEC世界耐久選手権に参戦いたします。その初戦は4月14日にイギリス・シルバーストンで行われる6時間耐久レースとなります。応援よろしくお願いいたします。

小林可夢偉
「今日こうして新しい立場を発表できることがうれしいです。フェラーリファミリーに迎え入れて頂いたことを大変光栄に思います。GTマシンを使った耐久レースに参戦するのは初めてになります。AFコルセと仕事をするのをすごく楽しみにしていますし、チームメイトと一緒にチャンピオンを狙うことができると思います。これから始まる僕のキャリアの新しいチャプターに全力を尽くしますし、ファンのみなさまからの応援をよろしくお願いいたします。このチャンスを下さったスクーデリア・フェラーリに感謝すると同時に。最後になりますが、今日この日、震災から2年を迎えた日本のすべてのみなさまのために今シーズンの新しい挑戦を捧げたいと思います」

  *  *  *

 基本的にフェラーリからのリリースを日本語訳したものだが、発表の主体である『スクーデリア・フェラーリ』については、原文にない「フェラーリのF1ワークスチーム」と説明を付け加えている。ヨーロッパでは『スクーデリア・フェラーリ』がF1チームを指すことは知られているが、日本ではその認識が薄いことに配慮したものだろう。

 WEC参戦には賛否両論あるだろうが、契約内容について詳細は明かせないであろう可夢偉が日本に向けた発表の中であえてF1チームとの契約であることを言外に表わしている点から、今回の契約の中味について理解を広げるべきだろう。

 参考:小林可夢偉オフィシャルサイト
 http://www.kamui-kobayashi.com/wpcontents/?p=7749

(text by Mineoki YONEYA)


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