3月22日、第2戦マレーシアGPのフリー走行が始まった。FP-1とFP-2の両セッションで上位を占めたのは
レッドブルとロータスの2チーム。しかし開幕戦とは違い、その後に続く
フェラーリ勢が1周のアタックタイムでもコンマ1〜2秒の僅差で肉薄している。
FP-1は好天の下で行なわれたが、FP-2の開始直前に空模様が怪しくなり、降り出した小雨は45分を過ぎたところから
雨脚が強まった。そのため両スペックの
ロングランができたチームはほとんどない。
一発タイムの速さは上記の通りだが、開幕戦がそうであったように、
ロングランのペース安定性と
タイヤの保ちこそが
勝利への重要なカギになる。その点はまだはっきりとは見えていない。
現時点では
ロングラン安定性に優れているはずの
ロータスが優位に立っているように見える。しかしどのチームも金曜のデータを元に分析を進め、FP-3で最終確認を行なう。その結果を見てからでなければ、予選・決勝の行方はまだ分からないと言うべきだろう。
(text by Mineoki YONEYA / photo by Wri2)