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【BHRサーキット・ライブ】

バーレーン・サーキットの路面と縁石をチェック!

2013-4-19 12:22


 バーレーンGPの週末を迎えたバーレーン・インターナショナル・サーキットの、コース上の様子をチェックしておこう。



 まず路面3色以上の石が使われた特殊な構造材。その中でも白の分量がやや多く、少し白っぽく見えるのはそのせいだ。青や褐色の石など、少し宝石っぽい色が散りばめられてもいる。

 表面は非常にフラットで滑らかだ。しかし石材のエッジはさほど飛び出ておらず、μ自体はそんなに高そうな印象はない。



 縁石はやや高め。ただしターン1や2のイン側などはこんもりとしたなだらかな形状で、インカット防止のためにボラードが設置されている。内側はガルフエアの広告面も含めて全体が人工芝になっている。



 一方ターン2の立ち上がりアウト側の縁石は形状がやや鋭く、さらにアウト側には段差があり、さらにその先に洗濯板状のギザギザまで用意されている。この立ち上がりでアウトにはらむのは危険だ。



 昨年ニコ・ロズベルグがフェルナンド・アロンソやルイス・ハミルトンをコース外に押し出して問題になったことがあったが、コースサイドのベージュ色の部分コンクリート。そこを全体的にアンチスリップ塗料で塗装しているのだ。もちろんオフラインなのでダスティだが、格段にグリップレベルが下がるわけではない。その外側には部分的にグラベルが設置されているところもある。

 気温は常に35度以上あり、太陽が出ていてもいなくても変わらない。日が照りつければ路面温度は50度にも達する。非常に過酷な環境の中で、冷静な判断力を失わずに走ることが重要になるサーキットだ。

(text and photo by Mineoki YONEYA)


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