来週のドイツGPに向け、タイヤの
バースト問題が深刻な事態となっている。
ドライバーたちは今回のバースト多発について
「受け容れがたい」と口を揃え、
フェリペ・マッサはバーストの前に縁石を
ヒットしていないことを明言した上で、次のように述べている。
「ドライバーの
安全を第一に考えてもらう必要がある。とても危険だ。ドライバーはもちろん全員が不満だろう。ニュルブルクリンクで話し合うことになるだろう」
今井弘エンジニアも「安全性の確保は最低条件です。変更を加えるよりもまず、話し合いの場を持つことが必要だと思います」と話す。
レッドブルの
クリスチャン・ホーナーは「非常に重大な問題だ。ロジカルな選択肢は、実績のある
去年型タイヤを使用するということではないだろうか。去年はこんなトラブルはなかったわけだからね」としている。
次戦までのインターバルの短さから、ドイツGPで使用するタイヤに設計上の変更を施すことは難しいと思われる。ピレリと各チームがどのような対策に行き着くのか、注目が集まる。
バースト問題の詳細、各関係者のさらなるコメントは
7月2日配信予定の
『週刊F1LIFE』vol.13にて。
(text by Mineoki YONEYA / photo by Wri2)