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ピレリは否定するものの

バースト多発の原因は新接着方式にあり?

2013-7-1 3:47


 イギリスGPで多発したタイヤのバーストだが、ピレリのポール・ヘンベリーは「事態を非常に深刻に受け止め、現在調査中。分析が完了するまでは話せることはない」としている。

 レース中には縁石によるカットが疑われたが、この可能性は低そうだ。フェラーリの浜島裕英エンジニア、マクラーレンの今井弘エンジニアともに「さほどエッジーな縁石ではない」と、これを否定している。

 今井エンジニアは、タイヤ自体の問題である可能性が高いと指摘する。

 今回からデラミネーション対策として、トレッドのベルトへの接着方法が変更されたが、これによってショルダー部にかかる負荷が高まり、燃料の重いスタート直後にバーストが多発した可能性があるという。事実、今回のバーストはいずれも最初にイン側のショルダーが切れ、ベルトがアウト側へ破れ飛んでしまうというものだった。

 ピレリは「新接着方法は原因から排除できる」としているが、もしこれが原因であれば、サーキット特性には関係なく次のニュルブルクリンクでも同様のトラブルが起きる可能性がある。

 詳細は7月2日配信予定の『週刊F1LIFE』vol.13にて。

(text by Mineoki YONEYA / photo by Wri2)


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