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ドイツGP土曜日レポート

ハミルトンPP、ロズベルグまさかのQ2敗退

2013-7-7 2:29


 7月6日、ドイツGP予選はルイス・ハミルトンがポールポジションを獲得した。しかし僅差でセバスチャン・フェッテル、マーク・ウェバーも続いている。

 メルセデスAMG勢はQ1をミディアムの1ランのみで通過し、Q2では新品ソフトの1ランのみで通過するプランを立てていた。ハミルトンは6番手でクリアしたものの、FP-3まで好調ぶりを見せていたニコ・ロズベルグは2度目のアタックを行なったドライバーに次々と逆転され、なんと11位でQ2敗退となってしまった。路面の向上が早く、それを過小評価していたため判断ミスだった。

 同じく1ランのみだったレッドブル勢は難なくQ2を通過している。また、DRSにトラブルを抱えたエイドリアン・スーティルはそのロスが大きく、15位で予選を終えた。



 Q3ではハミルトン、レッドブル勢、ロータス勢がソフトタイヤでアタック。フェッテルはターン1の出口でややワイドになり、ハミルトンのタイムに0.1秒及ばなかった。フェラーリ勢は決勝をミディアムタイヤでスタートすることを選び、ミディアムでアタックして7位・8位に沈んでいる。予選までマシンのフィーリングが思惑なかったというダニエル・リカードは、本人も予想外の6位に飛び込んだ。

 ハミルトンは初日からマシンのフィーリングに苦しみ、「FP-1では悪くなかったのが、変更をすると悪くなり、それに対応したらさらに悪くなった」という状態。FP-3の後でデータを分析し、予選までに大きくマシンセットアップを変更したことが当たった。それでも「ニコのほうが好調だったし、彼がQ3にいれば僕より速かったかもしれない」と語っている。

 予選は路面温度41度のコンディションで行なわれたが、決勝はさらに暑くなると見られている。FP-3まではソフトタイヤがグレイニングで大きなデグラデーションを見せ、ミディアムがノーでグラという状態だったが、路面コンディションがさらに大幅に向上し、さらに暑さの中でタイヤがどのような反応を示すか。ぶっつけ本番のタイヤで、未知数の部分も多いままレースに臨むことになる。





(text by Mineoki YONEYA / photo by Wri2)


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