4戦連続ポールポジションを獲得したものの、今週末のドライコンディションではメルセデスAMGにはこれまでのような速さがない。FP-2では9位と12位、FP-3でも9位と12位という結果に終わっていた。ポールが獲れたのは雨で荒れた展開になったおかげだ
ロス・ブラウン代表は今週末のペース不足を認めた上で、その理由を次のように語っている。
「前後のタイヤが同じタイミングで同じように温まってくれないんだ。そのせいで1周アタック、ショートランではタイムを出すのに苦労している」
「しかしロングランのペースは充分に勇気づけられるものだ」
しかしルイス・ハミルトンは慎重な見方を崩していない。
「現時点では全て“推測”でしかない。昨日のロングランは燃料搭載量も分からないし、リアウイングも薄いものをつけていてもセクター2が速いドライバーもいた。ウチはニコ(・ロズベルグ)がロングランをやったけど、ペース的にはそんなに悪くないと思う」
「でもハンガリーでは、セバスチャン(・フェッテル)はクリーンエアならあれより0.6秒は速かったはずだ。パフォーマンスという点ではまだ彼らの方が上にいると思う」
(text by Mineoki YONEYA / photo by Wri2)