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マクラーレンの無線の秘密(3)

決勝が終わるとそのまま長い撤収作業へ

2013-9-29 7:00


 F1チームに無線を提供するというのはどういうことか。他チームは既製品を使ったりもしているが、マクラーレンの場合はケンウッドの特注品を使用している。そのため、同社のシステムは最新技術を投入して常にアップデートされているという。

 F1担当になる前はUK勤務で設計を担当していたというケンウッドの村木進司エンジニアに説明してもらった。



ーー何人のスタッフがF1に携わっているんですか?
「F1用の運営は計5人で、現場で動いているのは私も含めて2名で、あとは設計に携わっているスタッフです。機材の設営は2日間だけ2人ですが、あとはずっと1人で運営しています。何も問題が起きなければ特に支障はありませんが、何か起きた時は大変ですね……」

ーーレース後の撤収作業は?
「シンガポールGPでいうと、決勝が終わったらそのまま機材の撤収作業に入って、梱包作業まで全て終えるには朝の7〜8時くらいまでかかりますね。ヨーロッパラウンドであればトランスポーターに放り込むだけで良いんですが、フライアウェイは箱に収納してさらに輸送コンテナに収めなければなりませんから大変です。収納する順番もありますから、チームの他の機材が手間取っているとそれを待たなければならなかったりもしますし。日曜日が一番長い日ですね」

ーーシステムの設計変更もある?
「システムは最初に入れてしまえばあとは変更することはあまりありませんが、新しい技術は日々出てきますし、マクラーレンからも要求してきますし、それに応えていかないといけませんからね」





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