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【KORサーキット・ライブ】

ピットレーン出口のルートを大幅改修

2013-10-3 18:12


 コリア・インターナショナル・サーキットは、今年の韓国GP開催を前にピットレーン出口の形状を大幅に変更した。これまで出口縁石の端にあるイン側ボラードをショートカットしてコースに復帰するケースがたびたび見られ、ターン1での合流に対して危険であるといった見方があったためだ。ターン1でブレーキをロックさせたマシンがピットアウトするマシンに接触する事故も起きている。

 FIAレースディレクターからの要請に応える形で、サーキットはピットレーン出口のルートを変更。これまではターン1のアウト側に合流していたが、新ルートではそのまま直進してランオフエリアの外縁をぐるりと回ってターン2のアウト側でコースに復帰する。



 従来のランオフエリアにラインを引いてピットレーン出口ルートとしただけだが、ターン1の先で左に曲がる箇所にはショートカット防止のための“ソーセージ”が設置されており、オレンジ色に塗られていて目印にもなる。

 補修箇所にはバンプもあるため、タイヤもブレーキも充分に温まっていないピットアウト直後の最初のブレーキングには注意が必要かもしれない。



 ピットレーン出口のルートのさらにアウト側にまだランオフエリアは残されており、タイヤバリアとは間隔があるため安全上の問題はない。ターン1でまっすぐコースオフしてきたマシンも、ピットレーン出口のルートに達するまでには充分減速できるはずだ。

 今回の改修によってピットレーン出口のルートは長くなり、ピットストップのロスタイムは長くなる。改修部分は速度制限の対象外だが、大きく外に回り込むことになるからだ。

 今週末の日曜日には雨が予想されており、天候の変更度合いによってはピット回数が多くなる可能性もある。ピットレーンの延長が与える影響は思ったよりも大きくなるかもしれない。

(text and photo by Mineoki YONEYA)


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