来週の日本GPで、佐藤公哉がザウバーのリザーブドライバーとしてチームに加わることが明らかになった。チーム代表のモニシャ・カルテボーンが10月6日、認めたもの。
今季AUTO GPでチャンピオン争いを展開してきた佐藤公哉は、7月にシルバーストンでザウバーのF1マシンをテストした経緯がある。チーフエンジニアのトム・マカラフを始めチームはその際の走りを高く評価しており、それが今回の起用につながった。
カルテンボーン代表は佐藤公哉の金曜のフリー走行への起用は否定したものの、10月18日にイタリアで直線走行の空力テストでF1マシンをドライブすることも決まっている。チームは近々正式発表する見通しだ。
「我々は10月にバイラーノで彼と直線テストを行ないます。そして日本GPにはザウバーのリザーブドライバーとして彼をノミネートします」
「シルバーストンでの若手テストで非常に良い働きをしたので、今回のテストでも我々にとって必要とされるインプットをもらたしてくれると期待して彼の起用を決めました」
「鈴鹿でF1マシンをドライブする予定はありません。今回のテストとリザーブ起用は独立したもので、今後についてはまだ何も決まっていません」
ザウバーは9月にリザーブドライバーだったロビン・フラインスとの契約を解除し、現在は両レースドライバー以外にテストを行なうドライバーが不在の状態になっていた。
(text by Mineoki YONEYA / photo by Wri2)