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【日本GP金曜レポート】決勝は2ストップ?

ロングランペースでもレッドブル優位か

2013-10-11 20:31


 金曜フリー走行でのデータを分析すると、ミディアムとハードのタイム差は0.5秒程度。しかしライフはそれぞれ22周と25周と、ほとんど差はない。しかしミディアムはリアの熱によるデグラデーションが進みやすく、それをいかに抑えるかが勝負のカギになる。

 レッドブル勢は中古ミディアムタイヤで14周を走ったものの、12周目にはペースが低下し始める。しかしハードは12周をほぼノーデグラで走行している。フェラーリは両スペックとも10周でデグラの進行が始まる。ロータスはハードのロングランしかできず、こちらも10周程度でタレが始まる。メルセデスAMGはニコ・ロズベルグは中古のハードでデグラのない15周のランを見せた。

 これを見れば、ショートランだけでなくロングランのペースでもレッドブルは優位にあることが分かる。メルセデスAMGも悪くなく、むしろタイヤに優しいとされるフェラーリやロータスが苦戦している。

 ピレリのポール・ヘンベリーは2回ストップ作戦になるだろうと予想する。

「3回ストップ作戦をトライしてくるチームはないと思う。おそらくみんな2回ストップ作戦を選んでくるだろう」

 しかし、暑かった金曜とは対照的に日曜は涼しくなる予想で、タイヤのロングラン傾向も違ってくる可能性もある。

「ここは摩耗よりも熱によるデグラデーションの方が先行するサーキットだ。しかし日曜日には大きく温度が下がることが予想されている。となるとその傾向も変わってくるかもしれない」

(text by Mineoki YONEYA / photo by Wri2)


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