インドGPの週末を迎えた
ブッダ・インターナショナル・サーキットのコース上の様子をチェックしておこう。ここはターン4までの長いストレートと、高速コーナーが連続するセクター2&3の組み合わせで、カレンダー中でモンツァに次いで2番目に平均速度が高い高速サーキットだ。セクター2&3の高速セクションにはドライバーたちからの評価も高い。
まず
路面は非常にスムーズ。表面は真っ平らに成形されていて、石と石の間の目もよく詰まっている。しかしアスファルトの表面はザラザラとしていてμは高く、グリップレベルは高そうだ。
ただしダスティな地域であるため、金曜の走り始めはかなり砂が積もった状態でのセッション開始になると予想される。裏を返せば、レース週末の間のグリップ向上幅は非常に大きいと言える。
縁石はいずれも段差のあるものが設置されているが、その段差はさほど高くない。その代わり、インカットを防止したい箇所にはオレンジ色のソーセージが設置されている。高速のターン8〜9などではここをヒットしないように注意しないと、サスペンションにダメージを負う可能性もある。
坂を上り切った先に突如現われるターン3は、完全にブラインドコーナー。そのためイン側にはインカット防止のソーセージに加えて大きめのボラードも設置されている。
ランオフエリアは主に芝生で、青々と茂って綺麗に刈りそろえられており、状態は非常に良い。ターン1や高速のターン11〜12のアウト側など一部はアスファルト化されており、安全性も高い。その他のコーナーアウト側にはグラベルが設置されている。
(text and photo by Mineoki YONEYA)
(text and photo by Mineoki YONEYA)