10月25日、インドGPの金曜フリー走行が行なわれ、午前・午後ともにレッドブルのセバスチャン・フェッテルがトップタイムを記録した。マーク・ウェバーもこれに続き、2セッションともレッドブルが1-2タイムを記録している。
高速コーナーが続くセクター2&3に、ソフトタイヤは左フロントにグレイニング、右フロントにはブリスターが発生する苦しい状況となった。午前中のセッションではフェルナンド・アロンソがギアボックストラブル、午後のセッションではパストール・マルドナドが右フロントホイールのハブ破損トラブルに見舞われた。
そんな中でも盤石の走りを見せたのは、下馬評通りレッドブルの2台だった。両セッションでトップタイムを記録したフェッテルは、以下のように語る。
「ソフトタイヤはそんなに保たないけど、まだ金曜日だしこれから路面にラバーインすれば土曜日にはライフが長くなるのがいつものことだ。ブリスターは誰にも発生しているけど、決勝ではソフトタイヤでの走行は短くなるだろうし、ラバーが乗れば問題ないだろう」
3位のロマン・グロージャンには0.5秒の差をつけ、レッドブルは盤石のスタートを切った。今週末の結果によっては、このインドGPで4年連続のダブルタイトルが決定する。
(text by Mineoki YONEYA / photo by Wri2)