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【インドGP土曜レポート】タイヤ戦略がどう出る?

フェッテルがポールポジション獲得!

2013-10-26 22:08


 10月26日、インドGPの予選はセバスチャン・フェッテルが2戦ぶりのポールポジションを獲得した。ソフトタイヤのブリスターとデグラデーションに大きな懸念が持たれ、Q3に進出した10台のうち4台がミディアムを選ぶ中で、2位ニコ・ロズベルグに0.7秒の大差を付けてのポール獲得だった。

 レッドブル勢は圧倒的な速さを誇っていたが、いつもの予選とは異なり、Q1からソフトタイヤを投入。Q3ではマーク・ウェバーが決勝の第1スティントを睨んでミディアムタイヤを履いてアタックするが、フェッテルはソフトタイヤでポールを確保することを選んだ。

 マクラーレンは2台ともにミディアムスタートを選んだが、フェラーリは「決勝でソフトがどれだけ保つかに掛かっているが、可能性としては50/50」(フェルナンド・アロンソ)と見て、2台で戦略を分けてアロンソがミディアムタイヤでアタックした。



 ソフトタイヤには土曜になっても依然としてブリスターが発生しており、グリップレベルに影響はある。スタートからフルタンクで走れば数周でタイヤ交換を余儀なくされる可能性もある。

 どのチームも「実際に走ってみなければなんとも言えない」と、決勝の展開にはまだまだクエスチョンマークも多い。「コンストラクターズ争いを考えれば、2台で戦略を変えたのは正しい判断だったと思う」とアロンソが語る通り、レッドブルやフェラーリが2台で戦略を分けてきたことからもそれは明らかだ。

 今週もキミ・ライコネンより好調で上位争いに加わることが確実と見られていたロマン・グロージャンは、Q1でミディアムタイヤのみでアタックするギャンブルに出たが、ソフトタイヤとの差が予想以上に大きく、まさかの17番手に沈んでQ1敗退に終わっている。





(text by Mineoki YONEYA / photo by Wri2)


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