「あれ、マイクが聞こえない……えい、えいっ」
ルイス選手がビシビシとマイクをぶっ叩いているのは、メルセデスAMGのメディア会見での一コマ。
この後、結局マイクは途切れ途切れでしか使えず、「もう良いよ、地声で喋るから!」と半分キレて諦めモードで最後まで喋ったルイス選手。もちろん、スピーカーの上に置かれていた皆さんのレコーダーに声が録音されていようはずもありません。
実はこのメルセデスAMGの会見、マイクがマトモに使われたことはほとんどありません(!)。
前戦インドではこの2人とトト・ウォルフの3人で行なわれたんですが、真ん中に座ったトトがマイクを持ち、持ったままになっていたので両脇のドライバー2人が喋る時はマイクなし。おいおい。
その前の日本GPでは最初っからマイクが機能せず、「今日はマイクが使えないのでレコーダーはテーブルに置いてください……」。おいおい。
てな具合で、マイクすらマトモに使えないんですから、クルマの信頼性が低かったりタイヤがすぐにタレたりするのも……そんなメルセデスAMGでしたとさ。
ちなみにインドGPのチーム会見で同じように途中でマイクがトラブったマクラーレンは、復旧が難しいとみるやすぐに広報スタッフが一生懸命みんなのレコーダーをテーブルの前に移動させていました。
このあたりに一流チームと三流チームの差が出ちゃうんですよね……。
(text and photo by Mineoki YONEYA)