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急きょライコネンの代役に抜擢

ヘイキ・コバライネンQ&A

2013-11-16 9:31


 欠場が決まったキミ・ライコネンの代役に抜擢されたヘイキ・コバライネンは、木曜の朝にオースティンに到着し、午前11時のFIA会見に出席できなかったほどの慌ただしさでこのUSGPの週末に臨む。午後になってサーキットに到着してからも、エンジニアとのミーティングやメディア対応に追われ、予定されていた囲み取材も30分以上大幅に遅れて始まった。

ーーどのようないきさつで今回の代役出場が決まったんですか?
「火曜日の夜6時くらいにスイスの自宅で突然エリック(・ブリエ)から電話をもらって、水曜日の朝8時にはイギリスに着いてファクトリーでシート合わせをしたり、シミュレーターを何時間かドライブしてボタンや操作手順を学んだんだ。で、夜8時にニューヨークへ飛んで空港で1泊して、今朝オースティンに飛んできたんだ。なんというか……凄く面白い数日間だったよ(笑)。今年は随分と朝はのんびりしていたから、こうして目覚ましのアラームで起きるのは良いチェンジだね(笑)」

ーーオファーを聞いた時の気分は?
「僕自身はとても興味があったよ。でもケータハムとの関係もあるから、彼らと話をして合意に至って、ロータスに乗ることが決まったというわけさ。とにかく全てがあっという間のことだったね。とても限られた時間の中で、やらなければならないことは山のようにあった。準備が充分にできたかどうかは分からないけど、それは今週末が始まってみれば分かるだろう」

ーーロータスはかつて在籍していた古巣で、気楽さもあった?
「そう、慣れ親しんだ顔もたくさんあったし、少しは楽だったね。でもコースに飛び出してしまえば同じだよ。
 問題は、限られた時間の中でどれだけ速くマシンを習熟し、気持ち良く走れるようにしてマシンの限界までプッシュできるかだ。F1ではマージンがとても小さいからね。100%じゃなければ充分じゃないし、良い成績を手に入れることなんてできないんだ。今年ケータハムではあまり走行していないけど、マシンに慣れるのはそんなに難しくなかったし、すぐに気持ち良く走ることができたんだ。今回もそういうふうにいければ良いんだけどね」

ーー良い走りをする自信はある?
「僕自身、やれないと思っていたらこのオファーを受けてはいないよ。今年はあまり走っていないとはいえ、僕はF1の世界に長くいるし、やれる自信はある。上手くやれると思っているし、楽観視しているよ」

 コバライネンのインタビューのフルバージョンは、USGP速報の『週刊F1LIFE』vol.25に収録予定です。ぜひこちらもお楽しみに。

(text and photo by Mineoki YONEYA)


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