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【USA土曜レポート】ザウバー勢の健闘光る

フェッテル新記録8連勝へ向け逆転ポール

2013-11-17 7:22


 11月16日、USGPの予選はセバスチャン・フェッテルが今季8回目となるポールポジションを獲得した。

 午前9時からのFP-3ではトップタイムを記録したフェッテルだったが、正午に始まった予選では路面温度が10度も上がったこともあって、マシンフィーリングの変化に戸惑うドライバーが多かったようにフェッテルも苦戦。僚友マーク・ウェバーが先行する展開となった。

 Q1ではレッドブル勢のみがハードタイヤのアタックで通過。他車は2回目のランでミディアムタイヤを投入し、なんとバルテリ・ボッタスがトップ通過。エステバン・グティエレスも3番手タイムを記録した。

 ボッタスは続くQ2でも4番手タイムを記録し、今季2度目のQ3進出。グティエレスも8番手でQ3に進んだ。ウイリアムズはパストール・マルドナドがQ1で満足のいくアタックができずに18位に終わったが、ザウバーはニコ・ヒュルケンベルグもQ3に進出し4番グリッドを獲得するなど、今週末も好走を見せている。



 ただしグティエレスはQ1の最終コーナーでマルドナドを妨害したとして10グリッド降格ペナルティが科せられることとなった。同様にマルドナドを妨害したマックス・チルトンには、グリッド降格ペナルティの代わりとして決勝の5周目までにドライブスルーペナルティを履行することとされた。

 Q2ではフェッテルがトップタイムを記録したものの、Q3の最初のアタックではウェバーが首位に。2回目のアタックでもウェバーはセクター1と2で最速タイムを記録しトップタイムを更新し、フェッテルはセクター1、2ともにウェバーに及ばなかったものの、セクター3で最速タイムを記録して見事にコンマ1秒上回ってポールポジションを奪い取った。



 フェッテルは明日のレースで新記録となる8連勝が掛かっている。

 なお、代役出場のヘイキ・コバライネンは落ち着いた走りでQ3に進出し8位。フェラーリ勢はフェルナンド・アロンソが6番手に滑り込んだものの、フェリペ・マッサはタイヤに熱が入れられず15番手に沈んだ。メルセデスAMG勢もルイス・ハミルトンは5番グリッドを得たが、ニコ・ロズベルグはアウトラップで集団に引っかかったこともあってタイヤに熱が入らず14位に沈んだ。

 決勝は1ストップのレースが予想されているが、コンディションはこの週末で一番の暑さになると見られ、予選のようなウォームアップの問題はない。むしろ金曜日には安定したパフォーマンスを見せていた両コンパウンドのデグラデーションが気に掛かるところだ。その状況によっては荒れた展開になることもあり得るだろう。





(text by Mineoki YONEYA / photo by Wri2)


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