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【BRA金曜レポート】FP-2各チームが走行せず

ウエットタイヤをセーブする理由とは?

2013-11-23 5:55


 雨天用タイヤは1レース週末でセット数が限られているため、どのチームもタイヤをセーブするためにフリー走行での周回数を控えた。

 ウエットは3セット、インターミディエイトは4セットしか供給されていない。特に水量が少ないコンディションで走ると摩耗が早く進みあっという間に寿命を迎えるため、予選・決勝に向けてセーブしておきたい。

 どのチームも基本的に金曜日は各1セットだけ使用し、残りは新品のまま残す。金曜に使用するタイヤも、できるだけ摩耗しない状態で残しておきたいため、雨量が少ないコンディションでの走行は控える傾向になる。

 午前中は水量もまずまず多かったため、1セットのインターで走り続けたドライバーが大半だった。しかし午後はウエットタイヤが必要なコンディションになったため、レッドブルやフェラーリ、マクラーレンなどは3セットしかないウエットは一切使用しない方針を採った。

 ウエットタイヤを使わず、午前にドライタイヤを含めて17周、午後にインターミディエイトのみで10周しか走行しなかったセバスチャン・フェッテルは次のように語っている。

「午後にみんな走らなかったのは、単純にタイヤをセーブしたかったからだよ。基本的に金曜に使えるウエットタイヤは1セットだけだからね。観に来てくれた観客のみんなには申し訳ないけど、土日にウエットタイヤが必要になることを考えると、しょうがないよね」

 土曜・日曜にも雨の予報が出ており、予選・決勝でも雨天用タイヤの仕様が必要になりそうだ。それゆえにどのチームもできるだけ雨天用タイヤをセーブしておきたいのだ。

(text by Mineoki YONEYA / photo by Wri2)


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