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【BRA日曜レポート】どこまでOKでどこからNG?

マッサ痛恨のピット白線カットの真相

2013-11-25 7:10


 4位走行中のフェリペ・マッサが、ピットレーン入口の白線をカットしたとしてドライブスルーペナルティを科せられた。これによりマッサは7位に後退し、チームは逆転が可能だったはずのコンストラクターズランキング2位を逃すこととなった。

「僕は何も間違ったことはしていない。コース外から他のマシンを抜いたわけではないんだからね。ここでレースをするのが初めてでもないわけだし。すごく残念だよ」

 マッサはこう語るが、FIAはレース週末の前にターン15イン側の白線はカットしてはいけないと各チームに伝達していた。



 上写真において、FIAは下記のように各チームに指示している。

「赤線部分がコースのエッジであり、もう一方の白線がピットレーン入口の境界を示す。ドライバーはこの赤線で示した白線を4輪とも越えてはならない。その場合は、スポーティングレギュレーション20条2項に基づいて、正当な理由なくコースを離れたものと判断する」

 ターン15は全開で駆け抜ける区間であり、イン側のウォールのギリギリまで攻めたいところ。しかしその先にあるピットレーンの入口がブラインドとなるため、場合によってはピットインするために減速するマシンに追突しかねない。そのため、FIAはこのような措置を執っていたのだ。

(text by Mineoki YONEYA / photo by Wri2, Mineoki YONEYA)


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