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意外と遅いドミノ倒しが意味するのは?

フォースインディア、ヒュルケンベルグと契約発表

2013-12-4 1:53


 12月3日、大方の予想通り、フォースインディアはニコ・ヒュルケンベルグと2014年の契約を交わしたことを発表した。

 パストール・マルドナドのロータス加入発表を受けて、残りのシートもドミノ倒しのように次々と埋まっていくとみられていたが、思いのほかドミノが倒れるスピードは速くない。

 ヒュルケンベルグはブラジルGPの現場ですでにロータス入りを断念しフォースインディアとサインしたといわれていたが、おそらくそれは覚え書きのようなものだったはず。本契約までにフォースインディアからの2012年の未払い金の支払い実行や、契約の詳細を詰めるのに時間がかかったようだ。

 ビジェイ・マリヤ代表の事業難航により財政難に陥っているともいわれていたフォースインディアだが、もう何年にもわたってチームは持ち込み資金の額ではなく能力によってドライバーを決めるとの方針を貫いている。ヒュルケンベルグの獲得で、改めてそれを実証してみせた格好だ。

 残る1席の獲得に資金力がものを言うのは事実だが、ドライバーとしての能力も高く評価されることになる。エイドリアン・スーティルは残留を匂わせているが、報道で取り沙汰されていないドライバーが急浮上する可能性も捨てきれない。

(text by Mineoki YONEYA / photo by Force India)


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