12月4日、世界モータースポーツ評議会がパリで開かれ、2014年の開催カレンダーが正式承認された。事前に報じられていた通り、韓国GPとニュージャージーのアメリカGP、そしてメキシコGPがはずれ、全19戦での開催となる。
韓国のカレンダー落ちによって、開幕4戦のフライアウェイはオーストラリアGPで開幕し、マレーシアとバーレーンの連戦を挟んで中国。
5月のスペインでヨーロッパラウンドが始まり、ニュージャージーがカレンダー落ちしたことでモナコGPからの初の3週連続開催はなくなった。
日本GPはロシアGPと連戦で、10月5日決勝。珍しく体育の日の連休に重ならない日程だが、これは初開催のロシアGPを2連戦のうちの1つめにするのを避けたためだ。初開催グランプリは、万一開催ができなくなった時のことを考慮して、連戦の初戦に組み込むことはない。
メキシコのカレンダー落ちで終盤戦も入れ替わり、オースティンとブラジルの連戦の後にアブダビで最終戦を迎えることになる。閉幕後にテストを行なうことを考えても、ゲストを呼ぶマーケティング的なことを考えても、アブダビが最終戦である方がチームにとっては願ったり叶ったりといったところだろう。
なお、F1のカレンダー決定に合わせてWEC(世界耐久選手権)やフォーミュラEなども開催日程が重ならないよう予定に変更が加えられている。
(text by Mineoki YONEYA / photo by Wri2)