12月9日、F1戦略グループとF1委員会の会合がパリで開かれ、2014年以降に向けた規定変更点が承認された。コストキャップ制の導入、ピレリ・タイヤテストの実施、カーナンバー固定制、新5秒ペナルティの導入、最終戦のポイントを2倍にといった内容だ。それぞれを詳しく解説する。
【ピレリ・タイヤテストの実施】 ピレリから要請のあった2014年用タイヤのためのテストが、12月17〜19日にバーレーンで行なわれることが承認された。現行レギュレーションでは最新型マシンによるシーズン中のテストは認められていないが、安全性を理由に規定に変更が認められた。
全チームに対して参加要請がなされ、そのうちレッドブル、メルセデスAMG、フェラーリ、マクラーレン、フォースインディア、トロロッソが参加を表明している。この6チームが現時点で予算面で不安のないチームであるといえる。フォースインディアはタイヤマネージメントを重視し、先行投資としての意味合いも考慮した上での参加だとみられる。
(text by Mineoki YONEYA / photo by Wri2)