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【新春特別企画】2014年10大予想!!

(2)レース完走率30%もあり得る!?

2014-1-2 17:17


 新パワーユニットはどのマニュファクチャラーも時間的な余裕がない中で開発をしなければならず、まだまだ熟成が足りていない状況。なのにたった3回(計12日間)のテストのみで実戦に望まなければなりません。

 しかも今年はエンジン、ターボ、MGU-H、MGU-K、バッテリーなど、あらゆるコンポーネントが年間5基しか使用できません。これまでのように、予選後にパルクフェルメ下だけど特例でKERSのバッテリーを交換するなんてことはできないわけです。

 そんな状況ですから、ボッコボコ壊れる可能性があります。

 燃料も搭載できるのは5割減の100kgまで。どのチームもレース中の燃費管理に長けているとは言え、燃費が苦しいことは紛れもない事実。ガス欠や急激なペースダウンもあり得るでしょう。

 ですから、ここ数年は完走率が極めて高くなっていたF1ですが、2014年はリタイア多発というレースもたくさんあるかもしれません。マレーシアやバーレーンなど暑いレースや、モナコやシンガポールやモンツァなどクルマに厳しいサーキットのレースでは完走率の急激な低下も見られるのではないでしょうか。

 F1のパワーユニットは3メーカーしかないわけで、どれかひとつのメーカーのユニットがダメなら完走率6割、2メーカーがダメなら完走率3割という事態だって起こり得るかもしれません。世界最高峰のF1ですから、そんなことはないとは思いますが、この世界に“絶対”は存在しませんからね!

(text by Mineoki YONEYA / photo by Wri2)


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