2015年のF1復帰を発表しているホンダのパワーユニットが、2014年内には完全に仕上がるはずです。ということは、2014年内には試験型が作られて、実走テストも行なわれる?
現時点ではホンダ関係者は「ベンチ上でシミュレーション可能だし、データ収集という意味はベンチの方が優れている。特に実走テストは必要ないと思っている」としていますが、それでも本当にきちんと作動するかどうかは実際にクルマに乗せて走らせて確認したいもの。
もちろん2年以内のF1マシンでテストをすることはレギュレーションで禁止されているので、マクラーレンのマシンに乗せてテストということはないでしょう。2012年型マシンに乗せるとなると大手術になるでしょうし。
でも、意外とお手軽にできそうなのが、スーパーフォーミュラの新型車両SF14に載せてテストするという方法。車格は現行GP2とほぼ同じで、エンジンは2.4リッター・ターボ付きなので、1.6リッターのF1エンジンとERSを載せるのにはちょうど良いのでは? 同じホンダの栃木研究所で作られた同系列のエンジンを搭載している車両ですから、概要もよく分かっているでしょうし。
もしこのマシンでテストをしたら、鈴鹿のコースレコード更新なんてこともあるかも。ピレリタイヤよりもグリップが高いブリヂストンのSFタイヤを履けば、それもあるかも。
という、あくまでほぼ妄想の予想でした(苦笑)。
(text by Mineoki YONEYA / photo by Wri2)