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ケータハムのドライバー選定にも影響

ロータス、ルノーによる買収成立か?

2014-1-11 3:30


 財政難にあえいでいるロータスは、やはりルノーとの買収交渉を進めているようだ。1月10日にFIAから発表された2014年エントリーリストでは、ロータスの申請企業名は『LOTUS RENAULT F1 LTD』となっている。

 2013年のエントリー申請時点では、ロータスの企業名は『LOTUS F1 TEAM LTD』だった。これを『ロータス・ルノーF1』に変更し、1月10日時点では承認待ちとの但し書きが付けられている。

 ロータスはかねてから財政難に苦しんでおり、パストール・マルドナドと契約を交わしベネズエラからの資金を獲得した現在も、毎月25日のチームスタッフの給与支払に苦しむなど抜本的な解決には至っていないとされている。



 投資ファンドのクアンタムとの交渉と並行してルノーとの買収交渉も進めていたロータスだが、12月に入ってからはケータハムやマルシアとの合併交渉も進めていた。しかしそれは物別れに終わり、12月中旬になってルノーからの支援を受け容れるという筋書きも出て来たという。

 この方向で話が進む場合、ロマン・グロージャンに代えてシャルル・ピックがロータスのシートに座る可能性すらあると見られている。そのためケータハム側も昨年末からドライバー選定を進められないでいたのだ。

 ここで2014年エントリーリストが発表され、ルノーによるロータス買収が確定すれば、ケータハムも含めて一気にシートが固まる可能性もあるだろう。

(text by Mineoki YONEYA / photo by Lotus, Caterham)

【追記・訂正】FIAは1月10日に発表したエントリーリストの一部に誤りがあったことを認め、ロータスとマクラーレンのエントリー企業名をそれぞれ『LOTUS F1 LIMITED』、『MCLAREN RACING LIMITED』に訂正した。したがって現時点でルノーによるロータスF1チーム買収が完了したという事実はない。



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