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コバヤシ選手から、残念なお知らせ。だけど終わったわけじゃないので冷静に。


2012-12-18 14:13

 コバヤシ選手から、残念なお知らせ。

 いやいや、でも「F1参戦を断念」というわけではないので、みなさん冷静になってください。コバヤシ選手が「僕が求めていた、戦えるチームでの2013年のレースシート獲得は不可能」と語っている通り、要するに交渉していたロータスの線がなくなったということですから。もちろん残念なことではありますが、「2013年度の僕の活動については、F1以外のカテゴリーは考えていません」と語っている通り、日本人がF1からいなくなると決まったわけではありませんので。チームとの交渉に関しては守秘義務があるため明かせないでしょうから当然コメントにも具体的なことは発せられていませんが、その行間にはファンに伝えたい彼の気持ちがにじみ出ているように感じられます。文字面ではなくて、行間を読んであげてください。

 ここで『KAMUI SUPPORT』の募金受付を締め切ったということは、2013年に関しては資金を持ち込んで乗ることはやめたということです。「現在あるオプションのなかで、2014年にF1のトップチームのレースシートを獲得できるベストな道」というのは、ケータハムなのか、上位チームのリザーブドライバーなのか。個人的には、募金受付を締め切ったということはフォースインディアは考えていないんだと思っています。マルシアもチルトンで決まりです。ピレリは、2014年の供給契約が締結されるまではテストの予定はありませんし、テストドライバーを起用する予定もありません。

 小林センシュ自身は先日のインタビューでも「そんなところで走ってもその先に繋がらないような気がするし、自分のキャリアが終わってしまう可能性の方が大きいから、あまり行きたくない」と語っていました。それでもレースという場を選ぶのか、それともリザーブドライバーとしてチャンスを窺うのか。フェラーリがブエミに興味を示しているという話もありますし。個人的には、たとえ下位でもレースをして欲しいし、彼ならなにかミラクルが起こせるのではないかと期待してしまうのですが……。

 いずれにせよ、資金の持ち込みはなしで、F1界に残る方法を選ぶつもりのようです。2014年に向けてはそれが重要なことです。下位のレースシートか、上位のリザーブか。そこは彼の決断と、チームとの話し合いを待つしかありません。それが決まるまでは全てが終わったわけではありませんから、騒がずに待ちましょう。僕も、全てが終わって今までのいろんなことが書ける日を待っています(Twitter等でいろいろ言われるとは思いますが、その日が来れば理解してもらえるのではないかと思っています)。

『KAMUI SUPPORT』ファンのみなさまへ
http://www.kamui-support.com

(text by Mineoki YONEYA / photo by Wri2)

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