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【名車】フェラーリ312T4、長きにわたる「最後の栄光」に


2010-6-25 19:10
 1964年のタイトル獲得以来、長く低迷が続いたフェラーリは、1974年の312B3をベースに、ハンドリングの改善を目指して312Tを用意した。マウロ・フォルギエリの指揮の下、ギアボックスを横置きとしてリアアクスルよりも前方に搭載し、イナーシャ(慣性モーメント)の低減を果たした。車名の「312」はエンジンの「3リッター12気筒」、「T」はギアボックスの「横置き(Transversale)」に由来するものだった。

 この成功によりニキ・ラウダのドライブで1975年にタイトルを奪還。以来、これをベースに改良が進み、1979年に向けて前年度にロータスが導入したグラウンドエフェクトを採り入れて改良したのが312T4だった。

 車体は当時のスタンダードであった鋼管フレームにアルミパネルを貼り込んだモノコック構造。510馬力を誇る水平対向12気筒エンジンを搭載し、その後方にギアボックスを横置きに搭載する。

 エンジンの横幅の広さによりグラウンドエフェクトの効果は大きな制約を受けたが、ジョディ・シェクターとジル・ビルヌーブのコンビネーションによりそれぞれが3勝ずつを挙げて計6勝。シェクターとチームのダブルタイトルを獲得した。1999年のチームタイトル、2000年のドライバーズタイトル奪還まで、長きにわたる低迷の前の最後の栄光となった。この記事の詳細ページはこちら

(text by Mineoki Yoneya)


 フェラーリ312T4の注目のポイントはこちらです。

●チャンピオンカー312T4を、ジョディ・シェクターが久々にドライブ
●510馬力、大迫力の水平対向12気筒エンジンのディテール
●グラウンドエフェクトを意識した独特のボディフォルム
●今では考えられないようなホイールの構造
●サイドポッド上の排熱ルーバーは左右非対称
●アルミの輝きが美しい前後ウイング

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<<商品の詳細>>
著者:La Vie Creative
車名:フェラーリ312T4
レース:2010年第1戦バーレーンGP
ページ数:35
ファイルサイズ:21.5MB
商品番号:ITEM2010-0013
価格:210円(税込み)

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