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小林可夢偉、日本GP直前の心境を語る。その本心とは?


2010-10-1 13:38

 日本GPを前に、小林可夢偉が今の心境を語ってくれました。

 クルマの特性的にも鈴鹿にはマッチしており、開発も充分に進み、エンジンも新品を投入。シンガポールで見せたように、予選Q3に進めれば、決勝でも良いポジションが狙えるはずです。

ーーいよいよホームレースですね。
「F1ドライバーとしてまた日本でレースをするっていうのは、すごく大きな意味がありますね。去年ティモ(・グロック)の代役で金曜フリー走行で走って少しだけ味わいましたけど、あっという間でしたから。今年は大勢のファンの人たちの応援もあるやろうし。2コーナーのところには小林可夢偉応援席もできましたしね。あっという間に売り切れたんですよ。僕も友達のためにチケットを買うのが大変なくらいやったんですけど、みんなに楽しんでもらえればなと思ってます」

ーー最後に日本でレースをしたのは?
「ず〜っと日本ではレースをしてなかったんで、最後に走ったんは2003年のフォーミュラ・トヨタですね。それも鈴鹿のショートコース(東コース)で、グランプリコースじゃないです。その時僕は17歳やったんですよ」

ーー鈴鹿に向けた予想は?
「シンガポールでは、決勝は残念な結果に終わりましたけど、予選はすごく良かったし、鈴鹿では土曜日も日曜日も良い結果になれば良いなと。鈴鹿のコース特性はウチのクルマにもすごく合うと思いますしね」

生魚は食べられません!
 実はこのインタビュー、チーム広報を通して発表されたもの。可夢偉への注目が高まるにつれて、「住んでいるところは?」「レースを辞めたら寿司職人に?」といったレース以外の質問が増えてきてしまったため、「だったらまとめて答えてしまおう!」ということです。というか、「だからもうこれ以上聞かないでくれ」というメッセージが込められているわけですが……。

ーー17歳からヨーロッパに住んでいて、ホームシックになったことは?
「ないですね。もちろん初めてヨーロッパに来た時は不思議な感じでしたよ。最初はイタリアのベネチアでしたけどね。英語すらしゃべれなくて、あらゆるものが完全に別世界でしたからね。でもそれがすごく楽しかったんですよ」

ーー両親や妹が恋しくなったりはしなかった?
「ヨーロッパの人には理解しがたいと思うんですけど、日本人にとっては両親と離れて暮らすっていうのはそんなに変なことじゃないじゃないですか。日本にいる時だって、家族にはほとんど会わなかったですもん、僕。家族は尼崎に住んでるし、僕はだいたい東京にいるし。僕はただ居心地の良いところにいたいだけで、それが日本だろうとどこの国だろうと関係無いんですよ」

ーー犬を飼っていますけど、家にいない時はどうしている?
「そうですね、犬を飼ってます。ヨークシャーテリアのアルフレッドです。すごくカワイイですよ! 普段はパリの友人のところで暮らしてます。できるだけ会いに行ってますよ」

ーー子どもの頃からF1ドライバーになりたかった?
「いや、全然。それよりもむしろ、お笑い芸人になりたかったんですよ。尼崎は日本のLAですから(笑)。でもね、僕には(お笑いの)才能ないなって分かったんで」

ーー両親はレース活動を応援してくれた?
「うちの両親は全然レースに興味ないんですよ。いまだにクルマも持ってないですからね。オヤジはチャリで通勤してますから。僕、これまでに2回、クルマを買ったことがあるんですけど、2回とも売られちゃいましたからね、オヤジに」

ーーレースをやっていなかったら、寿司職人?
「オヤジが尼崎でデリバリーの寿司屋をやってるんで、カートで速くなかったら、たぶん寿司職人になってたんでしょうね。でも僕、生の魚は食べられないんですけどね(笑)」

 

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