2011年10月に初開催が予定されているインドGPですが、その舞台となるF1サーキットのCG映像が公開されています。どんなサーキットなのか、インド人ドライバーのカルン・チャンドックが解説してくれています(別にドライバー視点の解説というわでけはないのですが……)。
(0:05)「こんにちは、カルン・チャンドックです。インドGPへようこそ!」
(0:18)「インドのモータスポーツが変わろうとしています。この素晴らしい最新サーキットで行なわれる一大イベント(インドGP)に立ち会い、歴史の証人となってください」
(0:27)「サーキットはニューデリーから約35kmの所に建設され、インドのモータスポーツの未来を支えます。インドでは唯一のグレード1サーキット(F1開催可能なサーキット)になります。インドのJPSIスポーツ社によって2500エーカー(約1000万平米)の土地に開発され、周辺には居住地区や商業施設も建設されていきます」
(0:59)「サーキットは全長5.14kmで、低速コーナーと長い直線がスムーズに組み合わさったレイアウトになります。高低差が大きく、ドライバーにとっては非常にチャレンジングなコースになるでしょう。F1の中でも屈指の平均速度を有する高速サーキットになります」
「サーキットの横には、国際戦にも使用できるレベルのカートコースも建設されます」
(1:28)「最新式のメディアセンターも建設され、年中使用可能になります。ピットビルディングにはレースコントロール、5000名のVIPゲストを収容できるホスピタリティも設けられます。チームハウスが建ち並ぶパドックは世界最高レベルのものになるでしょう」
「メイングランドスタンドは2万人の観客を収容する巨大なものになります。サーキット全体では、15万人を収容する観客席が設けられます。F1カレンダーの中でも最大の観客数になるでしょう」
(2:05)「では、サーキットの1周を見ていきましょう。壮大なグランドスタンドとピットビルディングに挟まれたメインストレートを抜け、ターン1へヘビーブレーキング。ここではインを突いてオーバーテイクを狙うバトルが見られることでしょう」
(2:25)「次のアップヒルは、このサーキットの中でも最もチャレンジングな所。ここを上手く抜けることで、オーバーテイクに繋がります。その次の長さ1km以上あるストレートでは最高速は300km/hを超え、ストレートエンドの右コーナーではハードブレーキングで、オーバーテイクのチャンスもあります」
(2:50)「ターン11へ向けコーナーの続く箇所では、クイックな加速とギアシフトが要求されます。その次には、ダブルエイペックスの高速コーナーで、速度は220km/hにもなります。ここでは3万人の観客が見守ります」
(3:10)「ターン13〜15では、ドライバーは再びスピードダウン。ここでピットインするか走り続けるかを選ぶことになります。そして最終コーナーを回ったら、1周完了です」
(text by Mineoki Yoneya)