ホビーラジコンの走行速度は、マイルドなもので30km/hから、速いものでは100kmを超えるものもあります。そのため走行時にバンプがマシンへ与える影響も大きいので、部品同士の接合にはネジを多用します。
ネジを回す工具は、ホームセンターで売っているドライバーのセットでもいいですが、僕はタミヤのドライバーセットが精度もよく、気に入っています。精度はネジ山のなめにくさにつながるんですよ。
工具に関しては、こだわる人はこだわります。実車でも使われるスナップオンを使う人も見たことがありますよ。BetaなんかもF1ファンとしてはツボかもしれませんね。
他にもいろいろ映っていますが、ボールリンクの組み立てや、ちょっと力の必要な作業にはラジオペンチ、ランナーから部品を切り出す時にはニッパーを使います。ボディカウル制作時には、ポリカーボネート用の曲線ばさみながあると便利。カッターはバリを取ったり、ボディカットにも使います。一般的なものでもいいですが、NT製のカッターは強烈に切れるので、どんなクラフトをするときでも重宝します。
写真左上の十時のカタチをした工具はナットを回すレンチです。その右上のはL字レンチで、イモネジという、頭のないネジを回すときに使います。その下のはスパナです。これら3つはキットに付属しています。
それからタイヤを接着するために、低粘度タイプの瞬間接着剤も必要ですね。「タイヤを接着!?」と思われるかもしれませんが、タイヤにかかる遠心力は相当なもので、またサイズ的に実車のようにビードワイヤーをいれるわけにいかないので、接着となるのです。
最後に、ボディ制作時の穴開けに、リーマーなる工具があると美しく穴をあけられます。ちょっと高価なので、最初から購入するのは悩むところですね。
無理矢理小さな穴を開けて、プラスドライバーでゴリゴリやってもいいのですが、リーマーがあると非常にキレイに仕上がります。メーカーはHUDYのが切れ味よく、しかも長く使えますよ。
おっと、忘れていましたが、ボディ塗装用の塗料、筆塗りの場合は筆、洗浄液、それからマスキングテープも必要ですね。ボディ制作時には一度ボディを洗うので、台所用中性洗剤とスポンジも必要になるかな。
うーん、書いてみると意外と多いですね(汗)。