ヨーロッパGPが行なわれるバレンシアは、あまり大きな街ではないこともあり、日本からだとちょっと行きづらいところ。直行便がないのはもちろんのこと、1回の乗り継ぎで行けるパターンもほとんどありません。そもそも、バレンシア空港に飛んでいる航空会社自体がそんなにないんですよね。
行くとしたら、エアフラ(エールフランス)が一番便利。パリの1回乗り継ぎのみで行けます。パリ〜バレンシアはエア・ヨーロッパという航空会社ですが、同じスカイチームですしエアフラでバレンシアまで通しで購入できます。あとは、JALやANAでパリまで行ってそこでエア・ヨーロッパに乗り継ぐか。乗り継ぎが悪くて5時間とか8時間とか待たなきゃいけなかったり、多くのF1関係者が使うんで、グランプリ前後のフライトは結構お高くなってしまうのが難点です。
あとはブエリング(Vueling)というLCCが、パリ、ミラノ、ローマ、アムステルダムなどとバレンシアを結んでいるので、そのへんの空港ならブエリングで1回乗り継ぎで行けます。LCCなんで、安いんですが、経由地で荷物を一度受け取ってチェックインし直さなきゃならなかったり、いろいろと面倒ですが……。
それ以外だと、JALかANAかBA(ブリティッシュ航空)でロンドンまで行ってそこからイベリア航空でマドリッド経由か、JALかANAかフルトハンザでフランクフルトまで行ってそこからルフトハンザ(&スパンエアー)でバルセロナ経由かマドリッド経由か。いずれにせよ、到着は出発したその日のかなり夜遅い時間になってしまいます。
メディア関係者の中には、JALやANAでバルセロナまで飛行機で行って、そこから先はレンタカーで3時間ほどかけて走るという猛者もいます。時間に余裕があるなら、バルセロナに一泊して翌日に電車で行くという手もあります。特急EUROMEDで2時間半ほど、お値段70ユーロほどです。
まぁ、アクセスに関しては一筋縄ではいかないのがバレンシアです。
サーキットは街の中心部から2〜3kmのところの、ハーバーにあります。地下鉄やトラムでアクセスは抜群です。
(text by Mineoki Yoneya / photo by WRI2, Mineoki Yoneya)