道具もメカも揃ったところで、さっそく組み立てに入ります。
と、ドライバーを握ったところで、説明書のこれから組み立てる枠をもう一度チェックするとベターです。僕みたいにあまり読まないで組み立てると、後になって前の手順に戻って組みなおすなど、けっこう面倒なことになってしまいますよ(笑)。
タミヤの説明書はサイドの枠に必要になる部品が描かれているので、そちらを参考に部品を分けておくと作業がスムーズに進みます。長さや形の異なるたくさんのネジも、このイラストにあてはめてチェックします。
タミヤの説明書は昔から非常に優秀で、注意書き等をしっかり気をつけて組めば、間違いなく組み立てられるようできています。特にタミヤのキットに関しては、説明書の組み立て方がベースセットになるので、部品の組み付けかたにも注意しましょう。
そういえば僕がよく相談する
サードパーティメーカーのZENさんには「何歳くらいから組み立てられるか?」という質問が来ることがあるそうです。
基本的には、組み立てる技術よりも説明書の意図を理解することのほうが大切で、小学校の高学年くらいになれば、自分でも組み立てられるようになる時期かな? とのこと。
僕も初めてキットを組み立てたのは、5年生か6年生だったかな? 完成したあと、ワクワクしながらスロットルを入れたら、全開で後進したのを覚えています(笑)。いろいろ考えたものの自分では解決できず、結局家電を修理しにきてくれた電気屋さんに相談したんだったかな? 今思うと、ただのモーターの配線間違いだったのですが、確か電気屋さんは直接モーターの配線をハンダでつけなおしてくれたなぁ……。ちなみに友人は小学校4年生からやっていましたよ。
※対象年齢はもう少し高いので、特に充電関係は親もしくは近い人が見守ってあげることが望ましいです
もちろん最初は大人でも、何カ所かは間違えることがあります。でもこれは実車のシェイクダウンでトラブルが起きることに似ていて、そのトラブルの原因を見つけて直していくことも、機械を組み立て、動かす楽しみでもあるのです。
(photos, illustration and text by alabulka)