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リア周りの構造(その1)Tバーと呼ばれる部品とモーターマウント


2011-6-30 8:41
 Tバーと呼ばれる部品は、こんな感じでローリングとピッチングに対して、板バネのように機能します。

 基本的に説明書どおりに組むのですが、F104のリアエンドは組み立てる人によって考え方に差が出ます。これにはいろいろな説がありますので、エンジニアやメカニックになったつもりで考えながら組むと楽しいですよ!

 共通するのは、モーターマウントのネジを対角線状に少しずつ締め込んで、なるべく歪みなく組むことでしょうか。ガラス板を使って組む人もいれば、スペーサーで調節する人など、エキスパートになると、かなりノウハウがあるようです。

 なにしろ、ここはドライブシャフトが通る重要な部分。このシャフトがストレス無く回転するかどうかで直線の伸びが変わってくるのです。パーキングなどでの通常の走行では、そこまで気にしなくても大丈夫。しかし世の中にはワールドドロームという、オーバルを時速100キロ近くのスピードで競うスゴいラジコンのレースがあって、そのレベルになると、組み方の良し悪しでコンマ2〜3数秒変わってくる(1周10秒程度)という、ハナシです。そういったレースの前日には、延々と最も軽く回るポイントを探って、シャフトを回転させる姿を見る事ができます(^_^;)。

 僕は普段はそんなに時間をかけないので(お?)、全体を仮組みし、シャフトを回転させて軽さを見ながら締め込んでいく方法で組み立てています。もちろんワールドドロームなど、レースの前は「シャフト回転組」になりますよ(笑)。
(photo and text by alabulka)

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