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リア周りの構造(その2)ロール、ピッチの制御機構


2011-7-1 1:00

 説明書とは前後してしまいますが、先にリアサスペンション構造の残りの部分を説明をしますね。

 F104は前エントリーのTバー以外に、ロールとピッチを制御する部品があります。写真のとおり、ピッチング方向の制御にはコイル式のダンパー、もしくはアップグレードしてオイルダンパーを装備します。オイルダンパーは、実車のように減衰力が得られ、しなやかに衝撃を吸収できます。

 その後ろの円盤状の部品はロールとピッチを360度制御する部品なのですが、ここは組む人によって考え方が異なる部分です。走行後にこまめにメンテナンスできる人は、丸い部品にグリスを塗って減衰力を出し、ロールスピードをコントロールします。上手く路面状況にマッチさせる事ができれば、より高い性能を発揮するはずです。
 あまり気を使いたくない人は、グリスは塗らないで組み立てることが多いようです。もちろん僕は塗りません(笑)。

 マシンは設計する人によって性能や性格が変わりますが、組み立てるメカニックによっても、少しずつ差が出るのかも? という部分を、ラジコンは実感をもって体験できるんですね〜。マシンを組み立てるのが一番好きで、操縦するのは友人、というR/Cファンもいるくらいなんですよ。

 とある実車レーシングドライバーが「チームが違うと、ワンメイクでもまるで違うマシンやで」と話していたのですが、ラジコンでもそういった組み立てやセッティングなど、マシンを使いこなす部分を擬似的に楽しむことができます。

 ぜひみなさんも楽しく悩んでくださいね! なにしろ動かすのは小さいながらF1の形をしているんですから、マシンを触っている時の気分はニューイや津川さんですよ!
(photo,text and illustration by alabulka)

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