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【4】F1紀行 〜世界を旅するF1トラベラーの生活〜(2011年8月第5週)


2011-9-4 6:00


 8月23日火曜日のうちに成田からANA便でフランクフルトに飛び、翌水曜の朝にパリ経由で到着した宮田カメラマンと一緒にクルマでアーヘンまで2時間半の旅。結構なアベレージで飛ばしてこの時間ですから、なかなかの距離です。まぁ、パリから行くよりはマシですが……。

 水曜は少しアーヘンの街中をぶらりとして、散策。といっても、そんなに見て回るような場所もないんですが(笑)。街としてはそれなりに大きな街だし、中心部は大きなお店もあってそれなりに栄えていますが、わざわざここで買い物することもないし。地元のミニカーメーカー、ミニチャンプスの本社にあるミュージアムに行きたかったんですが、なんと金曜の午後のみ開館という切ないスケジュール。今年は断念しました。

 木曜からは毎日サーキットとの往復。高速をぶっ飛ばして、約45分ほどです。夜はまずアーヘン名物のアルゼンチンビーフのお店『LA PAMPA』へ。500gのステーキを注文し、いつもながらその塊の大きさというか分厚さに圧倒されつつ賞味。まぁ、肉としてはものすごく美味しいというわけでもなく、普通な感じですが……。

 金曜はサーキットから山を下ってスパの街へ出て、温泉街の雰囲気を味わうことに。グランプリ週末はかなり賑わっていて夜になっても人が大勢いますが、普段はひなびた感じなんだろうなぁという雰囲気の街並み。カジノとラディソンホテルがある中心部だけは綺麗ですが、あとはなんだか煤けた街並みが続きます。あちこち工事しているので、来年はもう少し綺麗になっているかもしれません。

 夜はこぢんまりしたフレンチレストランへ入りました。なんといってもフランス語圏ですから、フランス料理なのです。が、本流のフレンチではなく、微妙にベルギー的にアレンジされたフレンチなので、なんだか微妙な感じだったりもします(苦笑)。ステーキにジャム(もちろん甘い)をかけて食べる感覚は、我々にはちょっと理解できません。決して安くないお店なのにね……。

 というわけで、土曜日はイタリアンが恋しくなってお馴染みGP2のホスピタリティへ。降ったりやんだりの雨の中をラ・スルスで走りを見たりして疲れた身体を癒やしてもらいました。

 日曜は朝早くからサーキット周辺は大渋滞。一般観客用の駐車場もサーキットを取り囲むように周りにあるので、どうしてもクルマが集中してしまうんです。こればっかりはどうしようもないですね。しかしスパは結構ゆるくて、関係者用の駐車場やサーキット内側の旧ピット周辺・パドックの入り口まで普通のチケットで行けちゃうんです。入り待ち・出待ちには最適なサーキットのひとつかもしれませんね。

 日曜の夜は大きな混乱もなかったので、正式結果が出たところで引き上げてホテルで仕事。そうしないと食いっぱぐれてしまうのが田舎町の恐いところなのです。さて、月曜日はまたクルマでフランクフルトまで帰らないと……。


(text and photo by Mineoki Yoneya)

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【4】F1紀行 〜世界を旅するF1トラベラーの生活〜
世界中を旅するよねやんの旅日記。F1関係のネタを中心に、サーキット内外の様子をお伝えします。旅行好き、グルメ好き、飛行機好きな人も注目!?
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