「クルマは見ての通りですよ(苦笑)」(2011年 Rd.13 イタリアGP土曜日)
超高速サーキットのモンツァでは、そもそもそんなに期待はしていなかった小林センシュ。しかし、昨年は苦しいながらもまずまずのレースができ、今年のスパでも薄々リアウイングでまずまずの走りができただけに、ちょっとは期待もあったのですが、レース週末が始まってみれば予想以上にひどい状態に。
「どこのコーナーとかトラクションとかじゃなくて、とにかく全体的に遅いですよ(苦笑)」
予選ではあわやQ1落ちという状態で、トロロッソとの戦いに。Q2に進んでも状況は変わらず、結局17位で終わってしまいました。フリー走行よりもさらにひどい結果になってしまったのは、オフスロットル・ホットブローを持つ他チームが、シケインでのハードブレーキングと加速までの時間で大きな差を付けているからだろう、というのがザウバーの見解。
そんなの分かりきっていたのに、スペインGP以来ブロウンディフューザーの開発を止めてしまったチームへの反感もありつつ(笑)。
というか、全開率80%オーバーというモンツァでは多くのチームが土曜日から新品エンジンを投入してきたのに対して、小林センシュは最初からそのつもりなし。「一番遅いので充分ですよ」と言うほど。
鈴鹿に新品エンジンを投入したい小林センシュとしては、こういった割り切りもある意味では重要なのかもしれません。
(text by Mineoki Yoneya / photo by Sauber)
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個性的な言い回しで言いたい放題の小林可夢偉センシュの近況を、彼の“可夢偉語録”を中心にお届けします。普段は書けないことも多すぎる彼のコメントですが(苦笑)、ここでは“可夢偉語録”によっていつも以上に彼の素顔をお伝えできるのではないかと思います。
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