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【4】F1紀行 〜世界を旅するF1トラベラーの生活〜(2011年9月第2週)


2011-9-17 6:00

 9月7日、成田からANA便でフランクフルトへ飛び、5時間(!)のトランジットでミラノ・リナーテ空港行きのルフトハンザ便に乗り継いで、ミラノに着いたのは22時半。

 パリ経由で到着の桜井カメラマンと合流し、いざレンタカーで出発しようとすると、トラブル発生! 満タンなはずのガソリンが半分も入ってない! 受付カウンターに引き返して苦情を伝え、再び出発しようとしたら、今度は契約書にチェックされていない大きな傷を発見! あとで補償うんぬんの話になると困るので、また引き返して苦情……。

 記憶と勘だけを頼りに、何度か道を間違えながらも、定宿にしているデジオという街へ。モンツァからは車で20分ほどのところにある、中規模な街です。着いたのはもう日付が変わった頃でした(涙)。

 定宿のホテルも特別すごいわけではないのですが、GP2のドライバーやチーム関係者も多数泊まっています。我々がチェックインしていると、ちょうどARTのジュール・ビアンキとチームスタッフたちが夕食を終えてホテルに帰ってきたところでした。小林可夢偉センシュも、GP2時代はここに泊まっていたもの。

 どうして我々が定宿にしているかというと、近所に美味しいリストランテがあるから(笑)。いや、冗談のようだけど本気です。イタリアはたいていどこで食べてもそこそこ美味しいものですが、デジオの街のこの2軒のリストランテは毎日満席なくらい、美味しいお店なんです。

 人間、やっぱり美味しいものを食べることってすごく重要なんです。朝早くから夜遅くまで、1日の仕事を終えて食べるものが美味しければ、本当に救われる気がします。でもその逆だと、本当に救いようがない気分になるという……。

 木曜から2軒を順に巡り、それぞれの良いところを満喫。繊細な味の一方と、庶民的な味のもう一方。どちらも捨てがたい、美味しいリストランテなのです。今が旬のポルチーニの香りと食感を堪能し、イタリアらしいシーフードを上手く使ったパスタも楽しみ、イタリアGPは本当に幸せな気分になれるレースです(笑)。

 まぁ、そんなことが言えるのも土曜日まで。日曜のレース後は締切をガッツリ抱えているうえ、GP2のシーズン最終戦となるモンツァでは日曜の夜に毎年恒例のシーズンエンド・パーティが開かれるため、レストランでゆっくり食事をする余裕もなし。

 明け方まで仕事を続け、眠い目をこすりながら月曜の昼前にはミラノ市内へ移動。今回はヨーロッパラウンド最後ということもあり、ミラノに1日余分にステイして、火曜日の便で日本に帰ることにしました。今まさに秋冬物が充実しているミラノでは、いろいろ買っちゃいそうで恐いですが……(苦笑)。

(text and photo by Mineoki Yoneya)

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世界中を旅するよねやんの旅日記。F1関係のネタを中心に、サーキット内外の様子をお伝えします。旅行好き、グルメ好き、飛行機好きな人も注目!?
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