ページの先頭です。本文を読み飛ばして、このサイトのメニューなどを読む

 

【5】F1ライフのススメ 〜本能100%フルスロットル、F1物欲番長〜(2011年9月第2週)


2011-9-18 6:00

 ちょっと懐かしい気分を味わおうと、ポニーキャニオンから最近発売された『DRIVERS’ EYES 1994-1995』をゲットしてみました。その名の通り、1994年と95年のオンボードカメラ映像が収録されたDVD作品です。

 てゆうか、F1レジェンドとして次々と販売されている作品群と同じく、当時VHSやLDで出ていたものの再販。だからこそ懐かしさを感じるという気もしますが、まぁ作品としての古さは否めませんね。

 1994年の方は基本的に右京視点というか、片山右京さんの解説を加えながら右京さんを中心にレースを見ていく感じ。“何かが起きた瞬間”の映像はダイジェスト的な感じで扱われてしまっているのがちょっと残念。

 途中でいきなりシューマッハVSヒルのダイジェストに。でも以前の19809〜91年頃の『DRIVERS’ EYES』とは違って、オンボード映像をゆったり見せるような内容はなし。むしろ通常の映像の方が多い感じ。長回しは右京さんのティレルの映像だけ。なんじゃそれ? オンボードのエンジン音の録音状態が良くなくて、あまり迫力がないのも残念です。

 1995年の方も、基本はシューマッハVSヒルの構図でシーズンの流れに沿って見ていくかたち。しかも始まりがいきなりモナコ(苦笑)。しかもフリー走行から始まるほどやけに詳しい(苦笑)。全60分のうち15分がモナコ。なのに川井チャンの解説とかなくてナレーションだけだから、あまり生々しさがない。それも走りの解説じゃなくて、レース展開の解説(苦笑)。その後、なぜかイギリス、ドイツ、イタリア、ポルトガル、ニュルのダイジェスト。最後にやや長めにTIのレース。

 “何かが起きた瞬間”は1994年版と同様、ダイジェスト的なくくり。いや〜、「オンボード映像集」賭しては全体的に内容が薄くて物足りない。普通に、オンボード映像が多い総集編って感じ。いろんなコンテンツが発売されていた当時ならまだ良かったのかもしれないけど、いま単発でこれを出すと、かなり厳しいものがありますね。

 資料として当時のオンボード映像が欲しいという人なら買っても良いかもしれませんが、ごく普通のファンの方にはあまりオススメできないアイテムです。昔の懐かしいアイテムの再販には賛成だけど、なにかもうひとひねり手を加えるなど、もうちょっと頑張って欲しいなぁ〜っていうのが正直なところです。

『DRIVERS’ EYES 1994-1995』
発売元:ポニーキャニオン
定価:3990円
形式:DVD
時間:120分

(text and photo by Mineoki Yoneya)

*******************************************
F1と名のつくものなら何でも欲しい! F1に関するものなら何でも試したい! 物欲という名の本能に忠実な男、物欲番長がF1関連アイテムを自腹で試しまくり、バッサバッサと斬りまくる。物欲番長の言いたい放題レビューを参考に、“F1のある生活”=F1ライフを楽しみましょう。
*******************************************


お知らせ
『F1 LIFE』ストア会員の皆様に配信されるメールマガジン『アプレゲールですいません』より、そのコンテンツをお届けしています。最新のコンテンツをお楽しみになりたい方は、会員登録いただき、毎週配信されるメールマガジンをご覧ください。ここでしか読むことのできない、現地からのナマ情報が満載です(毎週火曜日配信)。

ストアの会員登録は、下記からどうぞ。
https://www.f1-life.net/store/customer/account/login/

ページの終端です。ページの先頭に戻る