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【1】いまどこ 〜世界各地からのご挨拶〜(2011年9月第3週)


2011-9-21 6:00


 今週は東京にいます。

 イタリアGPの後は1日ミラノにステイして、残っていた仕事をこなしながら少し街にも出歩いてみました。翌朝早い空港への移動も考えて、泊まりはいつもの中央駅周辺のホテルにしましたが、ミラノと言えばやはりドゥオーモとその周辺に広がるショッピングストリートです。

 以前はよくアリタリア航空を利用していたこともあって、ミラノの街にもよく足を運んでいたのですが、最近はANAをメインで利用していることもありすっかりごぶさたしていて、数年ぶりのミラノ散策でした。

 モンテナポレオーネ通りやスピガ通りなど、街いちばんの高級ストリートへ行ったんですが、落ち着いた雰囲気もありながら、活気もあって良かったですね。こちらもエネルギーをもらった感じです。

 イタリアは景気が悪いと聞いていましたし、実際、イタリアGPの観客席も少し寂しい感じだったりしましたが、ミラノの中心部はそんなのどこ吹く風でした。さすがおしゃれなイタリア人たち。バンバン買って、バンバンおしゃれしてました。

 パリと違って中国人が少なかったのは意外でした。ハブ空港化できなかったミラノへの直行便がどんどん減っているのも影響しているのでしょう。おかげで、通りの雰囲気と相まって、ミラノには気持ち良くショッピングができる空気感がありますね。僕はこぢんまりしたスピガ通りの雰囲気が好きです。

 正直なところ、浪費をすることに後ろめたい気分もありました。でも、ガッツリ買い物をしてショッピングバッグをいくつも抱えて目を輝かせながらカツカツと歩く人たちの勢いを見ていると、「あぁ、これで良いんだ」という気分になりました。消費をすることで経済は回る。消費しなきゃ、経済は回らずしぼんでいくだけ。倹約が美徳で、それを少しでも外れようものなら後ろ指を指されそうな今の日本の雰囲気が、ちょっとだけ息苦しく感じてしまった今日この頃です。

 銀座や秋葉原の中国からの“お買い物ツアー”も復活してきたようです。外貨獲得も良いですが、消費を中国にばかり頼っているのは、日本人として少し情けない気がしてしまいます。


(text and photo by Mineoki Yoneya)

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1年中F1を追いかけて世界中を転々としているよねやんが、世界各地の滞在地から近況とその街の様子をお届けします。様々な文化や海外生活の知識、世界中を旅するダイナミズムをお楽しみください。この知識が、あなたの暮らしやお仕事にも役立つかもしれません。
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