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【3】今週の可夢偉 〜あのヤンチャドライバーの名言&迷言語録〜(2011年9月第3週)


2011-9-23 6:00

「トチ狂ってるザウバー」
(2011年 Rd.13 イタリアGP直後)

 いきなりチーム批判ともとれるアブナイ発言(笑)。ギアボックストラブルでリタイア、しかも2戦連続の超低ダウンフォースセッティングしか選べないという理不尽さ。色々ありつつのこの発言でしたが、別にチームを批判する意味でこう言ったわけではありません。“流れが悪い”という意味です。

 2回目(実質1回目)のピットストップの後は、そのままフィニッシュするためにペースを抑えて走っていたにもかかわらず、周りよりも良いペースで走れていた可夢偉センシュ。「決勝に強いザウバーの復活と言える?」と水を向けると、あっさり否定してこう言ったのでした。

「いや、そんなことないですよ。そのイメージはもう古い(苦笑)。いまは“トチ狂ってるザウバー”って感じですよ、完全にトチ狂ってるでしょ? 何かがおかしいんですよ。全てが噛み合ってなくて、去年のシーズン序盤みたいになってきてるから」

 そう、トラブルやら戦略ミスやら、“噛み合っていない”状況を可夢偉語で表現すると“トチ狂ってる”となるわけです。文字面どおりに受け取って直訳してしまうと、解釈を謝ってしまいます。これが可夢偉語の翻訳の難しさですね。

「シンガポールGPまでの間にチームにプッシュしてもらって、良いパーツを持ってきてもらいたいですね。日本GPには間違いなくアップデートが入るんですけど、それが前倒ししてシンガポールに入れられれば良いんですけどね」

 イタリアGPの後は東京に移動してリラックスしつつも、シンガポールGPのナイトレースに合わせて時間をずらして生活しているという可夢偉センシュ。前倒しのアップデート投入は難しそうではありますが、昨年はQ3進出を果たしているシンガポールでの活躍を期待しましょう。

(text by Mineoki Yoneya / photo by Sauber)

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個性的な言い回しで言いたい放題の小林可夢偉センシュの近況を、彼の“可夢偉語録”を中心にお届けします。普段は書けないことも多すぎる彼のコメントですが(苦笑)、ここでは“可夢偉語録”によっていつも以上に彼の素顔をお伝えできるのではないかと思います。
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