●鈴鹿のホテルがない!? ワタクシ自身も含め、今年はなぜか日本GPのホテルがとれない!というメディア関係者がちらほら。それも日本人メディア(笑)。予約してたけどオーバーブッキングで泊まれないと言われた人や、余裕かましてたらとれなくなっちゃった人や。
そもそも、鈴鹿もちろん四日市や津など周辺も全てホテルがこの週の最初から予約を受け付けないような状態ですから、ネットで予約できないとなると外国人にとっては厳しいですね。海外から観に来てくださいと言っても、これじゃあ……。
実は海外メディア関係者用には鈴鹿サーキットが少し手配をしてくれたりもするのですが、今年はそれが1泊1万2000円、最低4泊からの縛りありで、プラスハンドリング手数料までかかるということで、申込数は例年よりも格段に少なかったのだとか。そりゃあ、普段のグランプリではみんなふつうに50〜60ユーロで泊まれますもん。しかもこの急激な円高だから、ヨーロッパの人間にとっちゃあすさまじいお値段。彼らにとってみれば、すさまじい狭さの日本のビジネスホテルが、ですから(苦笑)。
それもこれも、今年はそれだけお客さんが多いということなのでしょうか。だったらまだ少しは救われますが……。
●韓国にもホテルがない!? ホテルと言うことでいえば、もっとすごいのが来週の韓国GP。サーキットの近くに1軒立派なホテルがありますが、これはドライバーなど上級関係者のみでいっぱい。サーキットから15分ほどの木浦(モッポ)の街には、ホテルと呼べるようなホテルは1軒だけ。というわけで、関係者はみなモーテルという名のラブホに泊まるのであった……。しかもそれが“オフィシャルホテル”として用意されているのだからすごいですね。ラブホにF1の公式ロゴが掲げられるのは、世界でここだけでしょう(笑)。
それも、1泊130ドル。普段は時間単位で営業しているような、レセプションの窓口が妙に小さいモーテル、もといホテルなのに。それが嫌な人は、クルマで1時間半かかる光州(クァンジュ)のホテルに泊まってください、1泊430ドルですよ、みたいな。どこの世界に1泊4万円もするホリデイインがあるのでしょう!?
というわけで、関係者は日曜の夜のうちに大挙してソウルまで一目散に逃げ出すのであった……。
(text by Mineoki Yoneya / photo by Wri2)
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