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【5】F1ライフのススメ 〜本能100%フルスロットル、F1物欲番長〜(2011年10月第1週)


2011-10-9 6:00


『Number』788 10/13

 日本GP直前と言うことで、『Number』誌のF1特集号が発売されていました。表紙はセナ。もちろん即購入!

 で、喜び勇んで帰ってページをめくり読み進めていくと……ん? なんかセナ感、薄くない?

 鈴鹿とセナという、ある意味やり尽くされた感のあるテーマではあるし、難しいのは分かるんですが、読了後にいまひとつセナ感が残らない。写真もたくさんあるし、文章もたくさんあるんですが、なんかセナの印象が残らない。と、最後まで読んでようやく、特集テーマがセナじゃなくて「F1鈴鹿伝説」だったことに気付きました。でもね、冒頭から明らかにセナしか出てこないんです……。

 鈴鹿とセナという2つのテーマがバラバラになってて、いまひとつシンクロしなかった結果、どちらも印象が薄くなってしまったのかもしれません。文章の深さ的にも、F1ファンなら知ってるし、F1ファンじゃなければ前提となるレース展開や背景などをあまり知らないと楽しみにくい、というどっちつかずなレベルになってしまっているような気がします。

 個人的には、プロストがセナのことを語っているインタビューがなかなか面白かったです。あの1994年イモラの決勝前に、ガレージに呼び出されて2人だけで話をしたこととか……。ちょっと感動しました。

 もちろん可夢偉と今年のF1の話もあります。セナっていうテーマが「なぜ今?」っていう感じだったので、そのへんがもう少しハッキリとしていて、なおかつ各企画全体にしっかりと貫かれていれば、伝わってくるものも違ったのかもしれませんね。

 しかし今やF1特集も年に1回あるかないかの貴重でありがたい号ですから、F1ファンは絶対買いましょう!

『Number』788 10/13
発売元:文藝春秋社
サイズ: 26.4 x 20.2 x 0.4 cm
価格:550円
http://number.bunshun.jp/articles/-/160840

(text and photo by Mineoki Yoneya)

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F1と名のつくものなら何でも欲しい! F1に関するものなら何でも試したい! 物欲という名の本能に忠実な男、物欲番長がF1関連アイテムを自腹で試しまくり、バッサバッサと斬りまくる。物欲番長の言いたい放題レビューを参考に、“F1のある生活”=F1ライフを楽しみましょう。
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