【Q】パドックパスはどうすれば手に入るのですか？

【A】本当にパドックに入ることのできるパスは、チームスタッフに支給されるチームパスか、メディア関係者に支給されるメディアパスか、主催者スタッフに支給されるオーガナイザーパスか、あとはチームが招くゲストのためのゲストパスのみ。

　チームパスはまず手に入りません（笑）。メディア関係者なら、媒体から鈴鹿サーキットを通じてFIAに申請し、いろいろ書類を提出して認められればメディアパスが支給されます。ただし、1媒体2名までと決まっています。僕らのように年間パスを持っている場合は、FIAに直接言って追加のパスを出してもらえるんですけどね。

　オーガナイザーパスは、主催者である鈴鹿サーキットのスタッフの方や、ボランティアでマーシャルなどをやる方に支給されます。ボランティアとはいえ、こうしてパドック内に入れたりピットレーンを歩けるパスが手に入るなら、嬉しい限りですよね。

　チームのゲストパスは、F1チーム関係者とコネがあれば、お願いしてみてください。どのチームもFOMからそんなにたくさん配分されているわけではないので、基本的にはスポンサーやチーム関係者の友人など、ごく限られた人だけが手に入れられるものです。フェラーリを何十台も持ってるとか、スポンサーを持ち込めるとか、チームの上得意にならないと、なかなか難しいですね。

　そういうおカネの関係で手に入れるか、人と人のつながりで手に入れるか……。

　ただ、ゲストが少ないグランプリっていうのもありますから、そういうところの方が手に入りやすかったり。たとえばハンガリーとかトルコとか。

　パドッククラブは3日間で45万円。ですが、実はパドックに立ち入ることはできません。ピットウォークやドライバーのご挨拶などはあっても、パドックに入るには別のパスが必要なんです。

　いずれにせよ、人と人とのつながりっていうのがものを言うような気がします。パドックパスが欲しい人は、どんなつながりでも良いから、どんどん手繰り寄せてつながりをF1チーム関係者まで繋げていくというのが大切なのではないでしょうか。

（text and photo by Mineoki Yoneya）

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