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【1】いまどこ 〜世界各地からのご挨拶〜(2011年10月第3週)


2011-10-19 6:00

 今週は韓国に来ています。

 ソウルから南へ400kmほど、新幹線で3時間半ほどいった、朝鮮半島の南端に近い街モッポ(木浦)です。港町で、昔は日本や中国との貿易で栄えた街で、人口は20万人ほど。韓国では6番目に大きな街だということです。

 正直なところ、街自体はそんなに栄えている感じではないのですが、我々の宿泊地となるのはこの街の外れに新たに作られた感のあるラブホテル街。といっても、数年前はホントにうら寂しいラブホ街だったようですが、この数年でロッテマートやロッテシネマといった大型施設が開業し、これらを中心として、この周辺地域の若者が集まる活気ある場所へと進化を遂げつつあるようです。

 F1関係者が集まっているということを差し引いても、夜も大勢の人で賑わっていたり、去年と比べてもこじゃれたお店が増えつつあるように感じられます。

 地元の人たちは純朴な感じで、とても人当たりが良い人が多いように感じられます。人なつっこくて、なおかつ日本に対する親しみを持ってくれていて、日本語を勉強しているという人もたくさんいます。どこのお店でも、片言で日本語が話せる人が一人はいたりして、日本人と日本語で話せるのが嬉しくて仕方ないといった様子。

 もちろん開催回数が浅いしまだまだ経験不足は否めないし不手際もありますが、もてなそうという気持ち、なんとかしたいという気持ちが感じられる(そうじゃない人もいるけど)ので、あまり嫌な気分にならないのがこのグランプリの良さなのではないかと思います。

 昨年も少し感じましたが、良い評判にばかり耳を傾けてネガティブな声に耳をつぶっていると、鈴鹿の地位だって安泰じゃないのではないだろうか、と不安になってきます。ドライバーが走る“コース”は良いけど、それ以外の面の“サーキット”としてはどうなのだろう……チーム関係者からもそんな声が聞かれ始めています。鈴鹿がこのまま何も対応を取らないようでは、ソウルからのアクセスというネガティブ要素を踏まえても、こちらの方が良いという風潮になってしまわないか、心配です。

(text and photo by Mineoki Yoneya)

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1年中F1を追いかけて世界中を転々としているよねやんが、世界各地の滞在地から近況とその街の様子をお届けします。様々な文化や海外生活の知識、世界中を旅するダイナミズムをお楽しみください。この知識が、あなたの暮らしやお仕事にも役立つかもしれません。
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